管理
2011年    9月   
 2011年9月26日(月)   23時00分 茨城県で震度4を観測
26日午後10時46分ごろ、茨城県北部で震度4の揺れを観測する地震があった。この地震による津波の心配はなし。震度4を観測したのは茨城県日立市で、震度3が茨城県高萩市。また、関東と東北南部の各地で震度2や1の揺れを観測した。気象庁の観測によると、震源地は茨城県北部で震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.3と推定されている。
▲top
 2011年9月24日(土)   00時00分 1号機の配管に高濃度の水素
水素爆発を起こした福島第一原発1号機で、原子炉を覆う格納容器につながる配管に、比較的、高い濃度の水素がたまっていることが分かった。東京電力は、再び水素爆発を起こす可能性は低いとしているが、念のため、水素の濃度を下げる対策を取ることにしている。
▲top
 2011年9月22日(木)   14時40分 第一原発 大きな被害なし
台風の影響で風雨が強まった福島第一原発では、建物の地下に雨水が流れ込み、たまった汚染水の水位がところによって40センチ以上上がり、また東京電力が福島第一原発の敷地内を見渡せるように設置したカメラなどの監視設備が一時使えなくなったが、大きな被害はなかった。
▲top
 2011年9月21日(水)   22時30分 茨城・日立市で震度5弱
21日午後10時30分ごろ、茨城県日立市で震度5弱の地震があった。気象庁によると震源地は茨城県北部で震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.3と推定される。なお、この地震による津波の心配はないという。
▲top
 2011年9月20日(火)   16時30分 福島第一原発 地下水流入の可能性
福島第一原発で、高濃度の汚染水がたまっている原子炉建屋などの地下に一日当たり最大で500トンほどの地下水が流れ込んでいる可能性があることが分かり、経済産業省の原子力安全・保安院は、長期的な汚染水の処理計画に地下水の流量を考慮する必要があるとしている。
▲top
 2011年9月19日(月)   19時00分 大阪大学核物理学研究センターHP
昨日発表された、大阪大学の核物理学研究センターのHPアドレスです。
http://www.rcnp.osaka-u.ac.jp/dojo/
▲top
 2011年9月19日(月)   14時00分 3号機原子炉 100度下回る
福島第一原発3号機で、原子炉周辺に設置されたすべての温度計が「冷温停止」の1つの目安となる100度を継続して下回っていることが分かった。東京電力では、すでに100度を下回っている1号機とともに一定の冷却効果が出ていると評価したうえで、残る2号機は注水量を増やして温度の変化を見ることにしている。
▲top
 2011年9月18日(日)   11時30分 放射線量長期予測の電子地図
福島第一原発の事故で、福島県を中心とした2200余りの地点ごとの5年後までの放射線量の移り変わりを示した電子地図を大阪大学の研究グループが作成した。19日から大阪大学核物理研究センターのホームページで公開される。
▲top
 2011年9月17日(土)   20時00分 2・3号機 横ばい傾向続く
福島第一原発周辺の海水に含まれる放射性セシウムの濃度は、2号機の取水口付近で、15日、採取した海水で調査が始まって以来、初めて放射性セシウムが検出されなかったが、16日再び国の基準を上回るなど、依然、横ばい傾向が続いている。
▲top
 2011年9月16日(金)   23時30分 2号機海水放射性セシウム不検出
東京電力が福島第一原発周辺で行っている海水の調査で、15日に採取した海水の放射性物質の濃度に大きな変動はないが、2号機の取水口付近では、調査を始めて以来初めて、放射性セシウムが検出されなかった。
このほか、15日に福島県の沿岸と沖合の合わせて9か所で行われた調査と、今月12日から14日にかけて宮城県と茨城県の沖合の合わせて11か所で行われた海水の調査では、放射性物質は検出されなかった。
▲top
 2011年9月16日(金)   17時00分 2,3号機 原子炉注水量増加
福島第一原発の2号機と3号機では、原子炉の温度が安定的に100度を下回る「冷温停止」に向けて、16日午後から原子炉への注水量が増やされ、冷却の効果を確認する作業が続けられている。 この結果、いずれも原子炉の温度が下がる傾向が見られたことから、東京電力はより確実に冷却を進めるため、16日午後から、2号機の注水量をこれまでより1トン多い1時間当たりおよそ7トンに、3号機では5トン多い1時間当たり12トンにそれぞれ増やした。
▲top
 2011年9月11日(日)   19時00分 2、3号機汚染水、目標水位に
福島第1原発事故で、東京電力は11日、2、3号機のタービン建屋地下の高濃度汚染水の水位が、海抜3メートル以下になったと発表した。大雨になっても、同建屋とつながるトンネルから海に流出する恐れがほぼなくなったという。東電は今後、原子炉を確実な冷温停止状態にするために、現在の注水量を試験的に増やすか検討する。
原子炉冷却に使われた水は、タービン建屋地下に大量にたまり問題になっていた。東電はこの汚染水を減らすため、処理システムで汚染水から放射性物質を取り除き、冷却に再利用している。8月中旬からは、第2セシウム吸着装置「サリー」も使い、汚染水の処理速度を加速させた。
▲top
 2011年9月11日(日)   09時40分 汚染水増やさず 安定冷却課題
福島第一原発では、原子炉の溶けた燃料を水で冷やす作業が今も行われ、原子炉の温度は事故直後に比べると低下し、100度前後まで下がっている。しかし、作業に伴って出る汚染水は依然10万トン以上たまっているほか装置から出る廃棄物は、800立方メートルある保管場所のすでに70%近くを占めている。
原発の収束作業では、汚染水を増やさずに原子炉を安定的に冷やすことが課題になっている。
▲top
 2011年9月8日(木)   20時10分 海の放射性物質 推計の3倍超
福島第一原発から海に流れ出した放射性物質の量を海水のモニタリング調査などを基に試算すると、東京電力の推計の3倍を超える1京5000兆ベクレルに上るとする研究結果がまとまった。研究グループは「大気中に放出されたあと、雨で海に降り注ぐなどした放射性物質が多く含まれている。海への影響を調べるには、全体でどれだけ流れ出したか把握する必要がある」と話している。この研究結果は、19日から北九州市で始まる日本原子力学会の大会で発表される。
▲top
 2011年9月8日(木)   17時15分 市販放射線測定器 誤差に注意
国民生活センターは、福島第一原発の事故のあと、消費者から放射線測定器の品質などに関する相談が相次いでいることを受けて、インターネットで10万円未満で販売している9つの測定器について調べた。その結果、すべての機種で、放射線を測るたびに違う値が表示され、そのばらつきの幅が大きく、中には測定値が本来の値の半分以下を示す機種もあったということ。
調査結果を受けて、国民生活センターは「インターネットなどで購入できる比較的価格が安い測定器は、構造上、微量の放射線を正確に測定することが難しく、使い方に注意が必要で、特に食品や飲料水などに含まれる微量の放射線を測定する目的での購入や使用は、避けたほうがよい」と話している。
▲top
 2011年9月8日(木)   05時00分 汚染水“今月中旬にも安全水位”
東京電力は、福島第一原発の地下にたまった高濃度の汚染水について、浄化装置の1週間の稼働率が初めて目標を上回ったことなどから、今月中旬にも安全な水位まで下がるとしている。浄化に伴い、放射性の廃棄物が増えていて、フランス製の装置から生じる泥状の廃棄物は、800立方メートルある今の保管場所の70%近くに達していて、来月上旬には満杯になる見通し。東京電力は保管場所の確保などの対応を迫られることになる。
▲top
 2011年9月8日(木)   00時00分 東電社長 改めて廃炉方針示す
福島第一原発の事故を受けて、東京電力の西澤俊夫社長が福島県議会の全員協議会に出席し、1号機から4号機について、改めて廃炉とする方針を示す一方、5号機と6号機、それに第二原子力発電所については、県や地元などの意見を踏まえて判断したいという意向を示した。これは、福島県議会が独自に原発事故を検証しようと開いたもの。
西澤社長は謝罪するとともに、事故の収束や賠償に向けて全力で取り組む考えを示した。
▲top
 2011年9月6日(火)   04時30分 地下水流出防ぐ遮水壁工事へ
福島第一原発の事故で、原子炉建屋などの地下にたまっている高濃度の汚染水が地下水を通じて海に漏れるのを防ぐため、鉄製の壁を造る工事が年内にも始まり、2年後の完成を目指すことになった。この計画では、長さおよそ22メートル、直径10センチの鉄パイプを壁のように隙間なく並べ、海底の下にある地下水が流れる地層まで打ち込んで遮断する。長さはおよそ800メートルになるということ。壁で遮断された原発の敷地では地下水の水位が上昇するおそれがあるということで、地上にあふれ出ないように水位を監視するとともに地下水を汲み取る対策を検討するとしている。
▲top
 2011年9月5日(月)   13時00分 3号機、100度切る
東京電力は5日、福島第1原発3号機の原子炉圧力容器底部の温度が、同日午前5時時点で98.4度と、100度を切ったことを明らかにした。3号機は1、2号機に比べ、冷却に必要な注水量が多かったため、1日午後から、炉心の真上から水を入れる「炉心スプレー系」への切り替えを段階的に進めている。東電は、切り替えの効果が出ているとみて、同系統からの注水量をさらに増やす方針。
▲top
 2011年9月2日(金)   05時00分 避難区域の詳細放射線量公表
福島第一原発の事故で、政府はことし7月から先月にかけて「警戒区域」と「計画的避難区域」にある2696か所で行った放射線量の測定結果を公表した。個別のデータとともに地図も公表された。
この中で、地上から1メートルの高さの放射線量が最も高かったのは、福島第一原発から1キロほどの福島県大熊町夫沢の1時間あたり139マイクロシーベルトで、この値などを基に計算した1年間の積算線量は700ミリシーベルトを超える。また、積算線量が100ミリシーベルトより大きくなる、1時間あたり19マイクロシーベルトを超える地点は、原発の北西方向に32キロ離れた場所まで広がっていた。これらの結果は、経済産業省などのホームページに掲載され、政府は放射性物質を取り除く除染計画作りなどに生かすとしている。
▲top
 2011年9月1日(木)   10時45分 溶けた燃料取り出し 工程示す
東京電力は、福島第一原発の事故収束後の廃炉に向けて、格納容器を修理してから全体を水で満たしたうえ、遠隔操作のロボットで溶けた燃料を取り出すとした作業工程を初めて示した。原子炉やその外の格納容器にある溶けた燃料を回収する作業は9つの段階に分かれている。 作業のうち、原子炉の外に漏れ出した燃料の回収は、同じく燃料が溶けた1979年のアメリカ・スリーマイル島原発事故を含め世界でも例がないうえ、高い放射線量の対策や高性能のロボットの開発など多くの課題が残されている。
▲top
CGI-design