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2011年    4月   
 2011年4月30日(土)   18:00 台湾で5千人超が反原発デモ 福島県の被災者も参加
台北など台湾各地で30日、福島第1原発事故を受け、原発廃止を訴える大規模なデモや集会が行われた。台北には環境保護団体など100以上の市民団体の5千人以上が集まり、東日本大震災の福島県の被災者2人も参加した。台湾では北部と南部の3カ所に計6基の原発が稼働中。北東部に2基が建設中。
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 2011年4月30日(土)   13:00 被ばく許容限度近い作業員続出
東京電力は30日、福島第一原子力発電所で作業にあたった2人の被曝(ひばく)線量が、3月末の時点で200ミリ・シーベルトを超えていたと発表した。
このうち1人は240・8ミリ・シーベルトに達し、緊急措置として国が引き上げた線量限度の250ミリ・シーベルトに近い放射線を浴びていた。東電は、外部被曝が150ミリ・シーベルトを超えた作業員を現場から外す措置を4月中旬からとっており、高線量を浴びた作業員が次々に撤退することで、収束に向けた作業に遅れが出る恐れもある。
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 2011年4月29日(金)   23時40分 2号機の取水口付近 濃度が上昇
2号機の取水口付近で28日に採取した海水の放射性ヨウ素の濃度は、国の基準の3000倍と前の日の2倍近くに上昇。一方、27日、文部科学省が30キロ以上沖合の海域6か所で行った調査では、基準を超える濃度は検出されず。東電は「多少の変動はあるが、値はほぼ横ばい、監視を続けていきたい」と。
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 2011年4月29日(金)   21時55分 4号機燃料損傷見られず
4号機の使用済み燃料プールの内部を撮影した映像を公表。28日正午ごろ、プールの注水を行っている特殊な車両のアームの先端にカメラを取り付けて撮影。爆発で飛び散ったがれきのようなものが落ちているのが確認されたが、映像を見るかぎり、燃料の大きな破損は確認できず、燃料の健全性は保たれていると考えられる。
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 2011年4月29日(金)   18:49 小佐古参与が辞意表明=政府の原発対応批判
小佐古敏荘内閣官房参与(東大大学院教授)は29日夕、衆院議員会館で記者会見し、30日付で参与を辞任すると表明した。小佐古氏は「今回の原子力災害に対して(首相)官邸および行政機関はその場限りの対応を行い、事態収束を遅らせているように見える」と述べ、菅政権の福島第1原発事故への対応を辞任理由に挙げた。
小佐古氏は放射線安全学の専門家。東日本大震災発生後の3月16日に内閣官房参与に起用された。
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 2011年4月29日(金)   04時40分 津波懸念で措置 岸壁に土のう
福島第一原発では、余震による津波の再来が懸念されていることから、応急的な措置として汚染水の保管や処理を行う施設の周辺から順次、敷地内の岸壁に数メートルの高さまで土のうを積んで備える。先月の巨大地震では、津波の高さが最大で15mに達し、土のうでは抜本的な対策にならないことから、岸壁に防波堤の整備を進める方向で検討。
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 2011年4月29日(金)   18時30分 1号機 注水量増加で温度低下傾向続く
1号機では、格納容器を水で満たして冷却を進められるかを調べるため、注水量を試験的に増やしてから丸1日以上がたち、原子炉の温度が下がる傾向が続く。東電は、格納容器の状態を注意深く見ながら、現在の注水量を維持するかどうか判断。格納容器の内部の圧力は1.2気圧と、0.36気圧下がる。圧力が1気圧を下回ると、外から酸素が入り込み水素と反応して爆発が起きる懸念も出てくることから、東京電力は、爆発を防ぐための窒素の注入を続けて圧力の変化を注意深く見ながら、現在の注水量を維持するかどうか判断したいと。
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 2011年4月28日(木)   17時40分 原発の耐震安全性 再評価要求
先月の巨大地震とその後の余震を受け原子力安全委員会は、全国の原発の耐震安全性について、これまで考慮されていなかった断層や地形の変動も含めて改めて評価するよう、原子力安全・保安院に求めた。保安院は全国の電力会社に対し、原発の耐震安全性の評価をやり直すよう指示する方針。評価のやり直しには数年間かかるケースもあり、その間耐震安全性を懸念する地元の自治体が運転をどこまで認めるのか、新しい原発の運転開始や建設の時期に影響が及ぶ可能性も。
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 2011年4月28日(木)   17時50分 東電柏崎刈羽原発で緊急訓練
柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)で28日、津波で7基ある原子炉すべてで電源が失なわれ非常用の電源も使えなくなり、原子炉を冷やすことができなくなったという福島第一原発と同じ事態を想定した緊急の対策訓練が行われた。津波対策として震災のあと新たに配備された電源車から原子炉建屋に電気が送られて、原子炉や使用済み燃料プールに冷却水を注入するポンプを動かすための作業手順を確認。
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 2011年4月28日(木)   05時20分 派遣作業員 被ばく上限適用せず
厚労省は全国の原子力発電所で働く作業員について、通常許容される放射線の年間被ばく量の上限値を50mSv、5年間の上限値を100mSvと定めている。福島第一原発の事故に対応するため、全国の原子力発電所から派遣されている作業員は、通常許容される年間被ばく量の上限を超えて元の発電所で作業できなくなる可能性があることから、こうした作業員について当分の間、通常の上限を適用しない方向で検討。5年間の上限値については、これを超えると作業員の安全が確保できなくなるおそれがあるとしてそのまま適用する方針。
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 2011年4月28日(木)   05時45分 高濃度汚染水 年内20万トン処理へ
復旧作業の妨げとなっている高濃度汚染水について、東電は、放射性物質などを取り除く処理施設の運転をことし6月から開始。一日に処理できる汚染水は1200トンを見込でおりこれから年内に発生すると見込まれる分も含めて20万トンの汚染水の処理を目指すと。
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 2011年4月28日(木)   05時05分 1号機 注水量増で温度下がる
1号機では、格納容器を水で満たして冷却できるかどうかを調べるため、27日から注水量を1時間当たり6トンから10トンに試験的に増やした結果、原子炉の温度も下がり、また格納容器内の圧力も下がっている。東電では注水量を1時間当たり14トンまで増やすかどうか検討するとともに、格納容器が大量の水の重さに耐えられるかを確かめるため、近く無線操縦のロボットを使って水漏れが起きていないか調査予定。
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 2011年4月28日(木)   05時05分 4号機水漏れの可能性低い
4号機の使用済み燃料プールでは、注水量に対して実際の水位が低い状態が続き、爆発などでプールが損傷し水漏れを起こしているか、とみられていたが、東電は27日夜、水位を予測する計算に誤差があったとしたうえで、「水漏れの可能性は低い」と発表。今年7月ごろまでに補強が行われることになっていて、東電はこの作業に向けてプールに異常がないか水位などの監視を続ける。
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 2011年4月27日(水)   19時00分 汚染水処理施設 設計まとまる
復旧作業の妨げとなっている高濃度汚染水から放射性物質や塩分を取り除く施設の基本設計がまとまり、東電は来月上旬から機器の設置を始め、6月からの運転開始を目指す。設計は日本・アメリカ・フランスの企業が共同で行い、処理施設は「集中廃棄物処理施設」に設置。具体的には、高濃度汚染水を油を取り除く設備を通したあと、ゼオライトと呼ばれる鉱物などを使って放射性物質の濃度を下げ、さらに塩分を取り除き淡水にしたうえで、原子炉を冷やす水として再利用すると。
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 2011年4月27日(水)   15時00分 4号機の燃料プール漏水か
4号機で燃料を冷やすために入れている水が想定したほどプールにたまっていないことがわかった。東電によると、水が漏れている可能性があると。工程表では、4号機原子炉建屋の耐震補強は7月までに終わることになっているが、東電は、水が少ない原因がわからなければ工事に入れないとしており、工程に遅れが生じる恐れ。
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 2011年4月27日(水)   13時00分 第一原発女性職員が限度を超え被ばく
福島第一原発の敷地内で作業していた50代女性職員が、規制を超えた被ばくをしていたことが明らかに。この職員は、免震重要棟内で事務に携わったり、現場に出て消防車の給油などを手伝っていた。女性の1〜3月の3カ月間の放射線量は、上限の5ミリシーベルトを上回る17.55ミリシーベルトだった。現在この職員は勤務を外れている。
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 2011年4月27日(水)   12時30分 炉心損傷、1号機55%が最大
東電は27日、原子炉の炉心損傷割合を1号機55%、2号機35%(以上3月15日時点)、3号機30%(同14日時点)に訂正すると発表した。これまではそれぞれ70%、30%、25%と発表していた。炉心損傷割合は、全燃料棒のうち、水位低下による温度上昇などで被覆管が損傷した燃料棒の割合。東電は計測値転記ミスと陳謝。
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 2011年4月27日(水)   12時20分 1号機の注水量 試験的に増量
1号機の原子炉への注水量は、1時間当たり6トンから10トンに増やし、6時間経過したあと、さらに14トンまで増やし、18時間にわたって格納容器の温度や圧力の変化を調査。28日の午前10時には、再び元の6トンに戻し無線操縦のロボットを原子炉建屋の内部に入れて水漏れが広がっていないかを調査。一方、1号機の原子炉建屋のロボット調査の結果、場所によって1時間当たり1120ミリシーベルトという高い放射線量を計測。「原子炉の中の水が外部の配管などに漏れ出ているおそれ」と。
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 2011年4月27日(水)   04時45分 原発周辺の放射線量地図公表
文科省は、事故発生から来年3月まで受ける積算の放射線量の推定値を示した原発周辺の地図をホームページで初めて公表。この地図は、文科省などが原発周辺の2138の地点で今月21日までに測定された放射線量のデータを元に作成したもので、1日8時間屋外にいると仮定して、来年3月11日までに受ける積算の放射線量の推定値を示す。http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/04/26/1305519_042618.pdf
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 2011年4月27日(水)   04時45分 4号機燃料プール 水漏れのおそれ
4号機の使用済み燃料プールには、核燃料を束ねた燃料集合体が、第一原発で最も多い1535体保管。本来の冷却機能は失われているため、連日外部からの注水が続けられている。ここ数日、1日140トンから210トンのペースだが、東京電力が予測される水位を計算したところ、実際はそれより10〜40cmほど低い状態。爆発などによる損傷で、水漏れを起こしているおそれ。
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 2011年4月26日(火)   19時20分 1号機 試験的に注水量増に
26日無線で遠隔操作するロボットを使って1号機原子炉建屋の内部を調査した結果、格納容器からの目立った水漏れは確認されず、27日にも注水量を1時間当たり最大で14トンのペースに試験的に増やす見通し。「工程表」では、1号機と3号機で、ことし7月中旬をめどに燃料の高さまで格納容器を水で満たすことで、原子炉の冷却を進める計画。
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 2011年4月26日(火)   19時20分 4号機 汚染水の濃度下げる処理
3・4号機では、汚染水の水位や濃度が上昇。3号機の原子炉を冷却する水が流出している可能性があり、東電は4号機の汚染水について「ゼオライト」という鉱物を使って放射性物質を取り除き、濃度を下げる処理を行う方針。また、水位の上昇も続いていて、26日午前7時の時点で1m15cmと、今月14日よりも25cm増加。現時点では移送先が確保できておらず、監視を続けざるをえないと。
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 2011年4月26日(火)   17時10分 原子炉の状態 記録報告を指示
保安院は東電に対し、今後の事故処理や対策に役立てようと福島第一原発の原子炉の状態を示すデータや被害状況などの記録を回収し、速やかに報告するよう指示。福島第一原発の事故では、先月11日の震災の発生後から午後7時半までの間、原子炉や冷却機能の状態を知るための細かいデータが公表されず。東電では準備が整いしだい、提出したいと。
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 2011年4月26日(火)   17時10分 ちり飛散防止 合成樹脂を本格散布
放射性物質を含むちりやほこりを固めて風で飛び散らないようにする合成樹脂の散布を開始。試験散布では、作業員が合成樹脂の溶剤をホースで散布、27日からは作業員の被ばくをなるべく軽減するために溶剤を入れるタンクを積んだ特殊な車両を遠隔操作して、作業を進める。6月末までに散布を終えたいと。散布が終わりしだい、原子炉建屋を特殊なフィルターなどを備えた巨大なカバーで覆い、放射性物質の飛散を抑える予定。
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 2011年4月26日(火)   12時30分 1号機 試験的な注水増へ調査
1号機で、格納容器に水を満たして原子炉を冷却する計画を進めるために、東電は26日、原子炉建屋にロボットを入れて内部の状況を調べたうえで、問題がなければ現在1時間に6トンペースでの水の注入を、1時間当たり最大で14トンのペースへと試験的に増やす。
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 2011年4月26日(火)   06時00分 放射性物質の拡散予測今後は公表
原子力安全委員会は25日、緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)を用いて、福島第一原発事故による放射性物質の1時間ごとの拡散予測を今後、公表すると発表。予測のマップは毎日昼ごろ、ホームページに更新。事故後2回しか公表していなかった。また、事故当日の3月12日から4月24日までの原発周辺の積算放射線量の試算値も公表。汚染状況は均一な同心円では描けないことを改めて示した。 http://www.jma.go.jp/jma/kokusai/kokusai_eer.html
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 2011年4月26日(火)   04時45分 3・4号機汚染水 深刻さ増す
3号機タービン建屋地下の汚染水は25日午後6時の時点で1m10cmと、3日前よりも10cm上昇。4号機のタービン建屋の地下の汚染水の濃度は21日の調査で、1か月前と比べてセシウム134・137がいずれも約250倍、ヨウ素131が約12倍に上昇。移送や処理を優先する分類の「高濃度」の水準に。水位も25日で1m15cmと、この10日間で20cm増加。東電は、3号機の原子炉を冷やすための水が4号機にまで流出している可能性があるか。今後、移送や処理の面でさらなる課題。
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 2011年4月25日(月)   21時30分 東電と保安院25日から会見共同開催
東京電力と原子力安全・保安院が今後、福島第一原発事故について共同で会見を開くことを明らかに。細野総理大臣補佐官が政府の意向も説明。保安院は、事故について東電と説明内容に食い違いがあった、と指摘されたことなどを共同会見の理由に。25日から毎日午後5時に東電本店で会見を行う。原子力安全委員会や文部科学省など関係官庁も同席。ただし、東電、保安院とも、それぞれの記者会見は今後も開くと。
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 2011年4月25日(月)   18時07分 茨城県で震度4の地震
18時0分ごろ、茨城県沖を震源地とする地震。 気象庁によると、深さ 30km、マグニチュード 5.0 震度4の地域は茨城県南部で茨城鹿嶋市、潮来市、鉾田市、千葉県では千葉県北西部、成田市。
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 2011年4月25日(月)   17時00分 柏崎刈羽原発に立ち入り検査ー保安院
保安院は25日、東電が国に報告した緊急安全対策を確認するため、柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)を立ち入り検査。 検査は26日までの予定。東日本大震災後に2度実施した訓練の結果も踏まえ、対策の妥当性を評価。 この日の検査では、検査官が海抜30mの高台にある倉庫を訪れ、海水熱交換器建屋に津波が押し寄せた際、排水に用いるポンプやホース、発電機などの配備状況を確認。 今後、防潮堤や防潮壁を設置する予定で、福島原発を襲った約15mの津波にも耐えられると。
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 2011年4月25日(月)   11時30分 2号機立て坑の汚染水、減らず
2号機タービン建屋の高濃度汚染水の移送作業で、汚染水を抜き続けている同建屋作業用トンネル(トレンチ)の立て坑の水位がほとんど減っていない。集中廃棄物処理施設への汚染水移送は順調で、トレンチに地下水が流入している可能性があると。立て坑の汚染水は当初、地上から80cm下の位置。19日に始まった移送を機に1日1〜2cmのペースで水位が低下していたが、22日午後6時に87cmまで下がると、24日午後6時まで変化無し。25日朝、61時間ぶりに1cmだけ低下。
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 2011年4月25日(月)   11時40分 東電 外部電源の相互供給工事
東電は福島第一原発が地震や津波に見舞われても電源が長時間失われないよう、25日午後、1、2号機の電源と5、6号機の電源をケーブルでつなぎ、外部からの電源を相互に供給しあえる態勢に。この工事に伴って、1、2号機では約4時間停電。このため、原子炉への注水作業はポンプの電源を仮設のディーゼル発電機に切り替え作業を続ける。1号機の原子炉格納容器への窒素の注入も、約4時間止まるが、東電は「この程度の時間なら問題ない」と説明。
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 2011年4月25日(月)   06時05分 1号機 熱交換機設置に課題も
燃料の70%が損傷しているとされる1号機について東電は、原子炉の安定的な冷却のために格納容器の一部を水で満たす対策を進める一方、本格的な冷却機能の回復に向けて熱交換器の設置を検討。しかし設置にあたっては、余震に備えた配管の地震対策や熱交換器に汚染水を流す前に、放射性物質を取り除くことも検討の必要があり、課題が山積。
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 2011年4月25日(月)   00時20分 福島第一原発敷地内の汚染地図公表
東電は24日、福島第一原発1〜4号機の建屋周辺約150地点の1時間当たりの放射線量を記録した汚染度マップ(23日午後5時20分現在)を公表。作業員の限度以上の被ばくを防ぐため3月22日から作製。空間の放射線量では、2号機原子炉建屋西側のがれきが散らかっていた場所が70ミリシーベルトと最大。空間放射線量は原子炉建屋付近が比較的高く、1号機10〜40mSv▽2号機3〜70mSv▽3号機3〜60mSv▽4号機0.4〜1.1mSv。タービン建屋付近は3号機付近が3.5〜20mSvだったが、ほかでは数mSvだった。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110424-00000011-maip-soci.view-000
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 2011年4月25日(月)   00時00分 国産災害ロボット急きょ改造、福島原発投入へ
福島第一原発の事故で、国産ロボットが近く投入される見通しに。千葉工大や東北大などの研究チームが開発した災害救助支援ロボットで、原発調査用に急きょ改造。投入されるのは、化学テロなどの際に人間に代わって現場に入り、情報収集をするロボット「Quince(クインス)」。全長66cm幅48cmで、無限軌道(クローラー)で覆われた戦車のような姿。側面には四つの小型クローラーが付いており「がれきの走破性能は世界一」という。原子炉建屋内は遠隔操作の電波が届かない場所もあるため、2台1組でロボットを運用するよう改造。
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 2011年4月24日(日)   15時30分 福島第一原発大きな動きなし
3時半現在、福島第一原発に大きな動きは発表されていない。本日も引き続き高濃度に汚染されたがれきの除去、汚染水の移送が行なわれているもよう。
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 2011年4月24日(日)   12時30分 4号機燃料プール 耐震策検討
爆発によって壁が激しく壊れ耐震性に懸念が出ている4号機の使用済み燃料プールについて、東電は余震に備え、プールの底を下の階から複数のコンクリート製の支柱で補強する案など、耐震性を高める対策を検討。現在は水を入れすぎずに冷却しようと、23日から温度と水位を測りながら水を注入。140トンの水を入れた23日は、注入前83度と高い温度だったプールの水温が、注入後は66度に下がりプールの水位も燃料の上3mから注入後は3.7mまで上昇。
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 2011年4月24日(日)   05時30分 汚染水仮設タンク 大幅増設へ
東電は、汚染水を処理するシステムが予定どおり稼働しなかった場合に備え、汚染水をためる仮設タンクを当初の計画よりも大幅に増やし、6月から毎月2万トン分ずつ設置する予定。汚染水の保管にあたって「低・中・高」と濃度に応じて3つに区別し管理することを明らかに。高濃度の汚染水は、1cc当たり100ベクレルから100万ベクレルのレベルを想定。漏れた場合周囲への影響が大きいとして、放射線や腐食に強い材料を張ったタンクを別に1万トン分用意し、土に埋めて管理する。
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 2011年4月24日(日)   00時30分 取水口付近 濃度1200倍に
福島第一原発周辺の環境調査で、22日に2号機の取水口付近で採取した海水から検出された放射性ヨウ素の濃度は、国の基準の1200倍と、前の日の3分の1以下になった。引き続き濃度の推移を注視する。
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 2011年4月24日(日)   00時30分 900ミリシーベルトがれき21日に撤去
東京電力は23日、福島第1原発3号機の原子炉建屋近くで、毎時900ミリシーベルトという高い放射線量のがれきが見つかり、撤去したと発表。がれきは20日に見つかり、21日に撤去、現在は他のがれきと一緒にコンテナに入れ保管されていると。
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 2011年4月23日(土)   13時30分 「空冷式」熱交換器、来月設置工事へ
原子炉や使用済み燃料プールを冷やすための外部からの継続的な注水により、汚染水が増え続けている。通常は海水による「水冷式」の熱交換器が使われているが、津波の被害などで使用できないため、水冷式の復旧より容易な「空冷式」の導入が決まった。原子炉などを冷やした後の熱せられた水をファンを使って空気で冷やし、再び冷却に使うというもの。1〜3号機の原子炉と4号機までの燃料プールへそれぞれ設置することが決まった。1号機の原子炉への工事は、来月中にも始まる見通し。
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 2011年4月23日(土)   12時30分 4号機のプール 慎重に注水
4号機使用済み燃料プールには、核燃料を束ねた燃料集合体が第一原発の中では最多の1535体あり、発熱量が多いためプールの水が蒸発しやすく、冷却機能の維持が課題。22日の水温調査では、91度と依然として通常の40度以下よりも高く、熱で水が蒸発し燃料が露出しないようこの日200トン注水。しかし4号機はプールを支える建屋の壁が損傷。水の重さで建屋そのものの健全性が失われるおそれが。特殊な車両のアーム先端の計測器で、水位と温度を測りながら慎重に行う。
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 2011年4月23日(土)   06時00分 1号機、事実上の「水棺」処理
1号機格納容器の下部にある圧力抑制室が、ほぼ水で満たされているとみられることが明らかに。ドライウェルと呼ばれる上部も半分程度水がたまっているとみられ、燃料が完全に水につかるまで格納容器を水で満たす「水棺」処理が事実上進行。圧力抑制室は通常、約50%の水が入っている。1号機の圧力容器にはこれまでに約7000トンの水が注入、この水がほぼ全量、格納容器内にとどまっているか。
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 2011年4月23日(土)   00時30分 福島・広野町で震度5弱…津波の心配はなし
23日午前0時25分頃、福島県沖で地震。同県広野町で震度5弱を観測。気象庁によると、震源の深さは約20キロ。マグニチュードは5・6と推定される。この地震による津波の心配はないという。0時50分現在この地震による福島第一、第二原発に異常は確認されていない。注水は引き続き行なわれていると。
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 2011年4月22日(金)   19時00分 浪江町など「計画的避難区域」指定
政府は22日、東電福島第一原発から半径20kmの「警戒区域」の外側で、放射線の累積線量が年間20mSvに達する可能性のある福島県内浪江町、葛尾村、飯舘村の3町村全域と、南相馬市、川俣町の2市町の一部を「計画的避難区域」に指定。5月下旬をめどに完了させる方針。また、田村市、南相馬市、広野町、楢葉町、川内村の5市町村の一部
を「緊急時避難準備区域」に指定。緊急時にはすぐに屋内退避や区域外避難をすることが求められる。
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 2011年4月22日(金)   18時00分 汚染水の移送先施設で地下水調査
高濃度汚染水の移送が続く。2号機では、トレンチの汚染水を集中廃棄物処理施設に移す作業中。本日午前7時の時点で昨日より水位が2cm下がり、19日の移送開始から計5cm下がった。移送に先立ち、処理施設の周辺4か所で地下水を採取し、放射性物質の濃度を調査。移送が始まった後も濃度に目立った変化はなく、汚染水が漏れているおそれはないと。
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 2011年4月22日(金)   15時00分 東電社長 福島県知事に謝罪
東電の清水社長は22日、事故後初めて地元福島県の佐藤知事に面会し「重大な事故を起こし、被災者の方には震災の被害に加えてさらに物心両面で迷惑をかけていることに深くおわび申し上げます」と謝罪。そのうえで、原発事故の事態の収束に全力を尽くす、補償も要望に応えられるよう対応したいと話す。佐藤知事は「収束への道筋を必ず実行すると約束してほしい。現状では原発の再稼働はありえない」と。その後郡山市の避難所で住民に直接謝罪した。
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 2011年4月22日(金)   12時30分 4号機核燃料水中カメラで撮影へ
東電は22日、4号機の使用済み核燃料プールの水位や温度、放射線量などを長いアームがあるコンクリートポンプ車で詳細に調べるほか、水中カメラで燃料集合体の直接撮影を試みると。燃料集合体は水面から3メートル程度下にあるか。12日に同ポンプ車でプールの水を採取し分析した結果、燃料の一部が破損しているものの大部分は健全との見方。直接撮影できれば、状態をより正確に把握できる。
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 2011年4月22日(金)   08時00分 3号機汚染水移送せず
東電は2、3号機の高濃度汚染水のうち、3号機の汚染水は集中廃棄物処理施設へは移送せず、6月稼働を目標にしている浄化システムを使って処理する方針と。同施設の容量に限界があることが理由。19日から1万トンの移送を始めた2号機の汚染水も残り全ては収容できず、3号機分までは手が回らないと判断。この結果、1〜3号機のタービン建屋周辺の汚染水は、少なくとも6月までは回収できない可能性が高い。これは、原子炉安定化に向けたタービン建屋内での作業も6月までは着手できないことを意味する。
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 2011年4月21日(木)   22時40分 千葉県旭市で震度5弱、津波の心配なし
21日午後10時37分頃、千葉県東方沖を震源とする地震があり、千葉県旭市で震度5弱を観測。気象庁によると、震源の深さは約70キロ、マグニチュードは6・0と推定される。この地震による津波の心配はないという。
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 2011年4月21日(木)   15時00分 東通原発大幅見直しへ…東電
東電の藤本副社長は21日、東通(ひがしどおり)原発(青森県)の建設計画について「津波、地震対策で新しい知見を入れ、運転開始は相当に延期させる」と述べ、1号機、2号機ともに設計を大幅に見直す考えを示す。同原発1号機で始まっている工事の当面見合わせを決めているが、設計見直しに踏み込んだのは初めて。
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 2011年4月21日(木)   12時00分 福島第一20km圏内立入禁止ー枝野長官
枝野官房長官は福島第一原発から20km圏内について、22日午前0時をもって、立入禁止命令を出せる「警戒区域」を設定することを福島県や関係市町村に伝えたと発表。設定されるのは福島県双葉町、大熊町、富岡町の全域と、南相馬市、田村市、楢葉町、浪江町、葛尾村、川内村の一部地域。また福島第二原発から半径10キロ圏内の避難区域については、8キロ圏内に縮小する方針。
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 2011年4月21日(木)   12時00分 高濃度汚染水の流出量
2号機のタービン建屋側スクリーン口から流出した高濃度汚染水の流出量は、流出が確認された4月2日の前日の1日から6日の止水時まで、一定量で流出したと仮定した場合、約520立方メートルと想定され、その放射能量は約4.7×10の15乗(4700兆)ベクレルと推定。
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 2011年4月21日(木)   06時30分 半径20キロ圏内 警戒区域に
避難指示が出されている福島原発半径20キロ圏内について、政府は22日午前零時をもって立ち入り禁止とする「警戒区域」にする方針。立ち入り制限に違反した場合は罰金が課せられることになり、避難指示よりも強制力が強化される。また、これに合わせて住民から要望が出ている一時帰宅について、半径3キロ圏内を除いて実施することを発表する。
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 2011年4月21日(木)   06時00分 原子炉建屋で高い放射線計測
福島第一原発の原子炉建屋の内部にロボットを入れた調査で、1号機では作業50分間におよそ19ミリシーベルトを計測。3号機は先月14日の水素爆発で、床には鉄板やがれきが散乱。配電盤の扉も開いたままで、電源設備に被害が及んでいた場合は作業に支障も。中で作業をするためには空調機器を設置して換気をしたり、放射性物質を取り除くことが必要。東電は放射線量をどう減らしていくかが当面の大きな課題とみて、ロボットが進んだコースと、その位置の放射線の量を図面に記すなどして状況を詳しく把握する。
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 2011年4月20日(水)   19時00分 水棺作業を1号機で既に開始
「水棺」は原子炉の安定的冷却のために重要な作業で、原子炉格納容器内を水で満たす。水棺による注水量は不明だが、水漏れはほとんど確認されず。燃料棒の上端部まで格納容器内の水位を上げる方針。ただ、水位が上がると空気が抜けている部分から水が漏れ出す可能性もあり、容器の状態を監視。1号機は格納容器の圧力が2、3号機より高く、気密性が比較的保たれているとみて容器内への窒素注入を7日から開始。20日朝までに8500立方メートルを注入。水素はほぼ抜けたとみられるが、安全のため当分の間窒素注入は継続。
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 2011年4月20日(水)   18時00分 原発周辺住民政府が被ばく量調査へ
細川厚生労働相は20日福島第一原発の事故対策として〈1〉避難指示が出ている20km圏内〈2〉政府が指定する予定の20km圏外の「計画的避難区域」や「緊急時避難準備区域」の計約15万人の住民を対象に被ばく量などを調べる健康診断を行う方針を表明。細川氏は調査の必要性について「住民の健康管理と、今後どのような形で避難地域を決めていくかで大変大事なことだ」と指摘。
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 2011年4月20日(水)   15時45分 四国初 降下物からセシウム
高知県衛生研究所(高知市丸ノ内2)は19日、同研究所で採取した雨やちりなどの降下物から、放射性物質のセシウム137とヨウ素131が検出されたと発表。福島第一原発の事故以降、セシウム137の検出は四国では初めて。自然界から1年間に受ける放射線量の10万分の1以下に相当。水道水からはともに検出されず。「福島から直接ではなく、気流に乗って地球を1周して到達したとみられる」と。
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 2011年4月20日(水)   12時30分 屋外活動制限に不安や戸惑い
空気中の放射線量が屋外での活動を制限する目安を上回った、福島市の合わせて10の保育所・幼稚園と小中学校、郡山市の1つの小学校、伊達市の2つの小学校で、学校関係者や保護者の間には不安や戸惑いが広がる。園長は「国の調査結果を聞いてショックを受けました。遠足や山菜とりなど自然を生かした教育ができなくなりますが、放射線量の数値が下がるまで耐えるしかありません」と。砂場の利用を控え、屋外での活動を1日1時間以内にしている。
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 2011年4月20日(水)   12時00分 移送作業続く 水位僅かに低下
2号機のタービン建屋や「トレンチ」と呼ばれる施設から「集中廃棄物処理施設」に移す作業が20日も継続。1時間に10トンのペース。20日午前7時現在でトレンチの汚染水の水位は1cm下がった。福島第一原発では、汚染水が推計で合計6万7500トンあるとされ、復旧作業の妨げに。
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 2011年4月20日(水)   08時30分 原子炉建屋内の調査が新たな課題
2号機では、原子炉建屋地下にある圧力抑制室=サプレッションプールが爆発により損傷した影響で、放射性物質を含む蒸気が漏れ出ている可能性。調査のためには湿度を下げることが前提だが、建物の換気を行うには放射性物質を取り除く必要がある。東電は、現時点では具体的な検討は進んでいないと。原子炉建屋には、重要な設備や機器が集中し、事故の収束に向けていずれは作業員が立ち入らなければならないため、放射線量など、内部の状況を把握する調査は欠かせない。
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 2011年4月20日(水)   08時20分 イタリア 原発の建設を凍結へ
イタリアでは25年前のチェルノブイリの原発事故を受けて、すべての原発を停止し原子力を放棄する政策をとってきた。ベルルスコーニ政権はエネルギー不足を補うため新たに原発を建設する計画を打ち出してきたが、福島第一原発の事故を受けて、無期限で凍結する方針を明らかに。国内で反原発の世論が高まっていることに、配慮したものか。
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 2011年4月20日(水)   05時30分 仏アレバ社 汚染水処理施設設置
大量の汚染水は保管場所が限られ、原子炉への注水を続けるかぎり増え続ける。事故収束への工程表でも大きな課題の一つ。複数の保管先を確保するとともに、対策のひとつは汚染水から放射性物質を取り除き、きれいになった水を原子炉に再び戻すシステム。19日、フランスの原子力企業「アレバ」社が記者会見し、高濃度の汚染水から放射性物質を取り除く施設を福島第一原発の中に設置すると。処理は1日に1200トン可能で、今年6月に稼働、処理した水を原子炉で再利用するシステムを7月をめどに作る。
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 2011年4月19日(火)   19時00分 東海第二原発で緊急時対応訓練
茨城県東海村にある原発、東海第二発電所で、原子炉を冷却する装置を動かすためのすべての電源が失われたという想定で対策を確認する初めての訓練が行なわれた。訓練では、震災のあとに配備した発電機を載せたトラックと発電所の配電盤をケーブルでつないで、発電所内の電源を確保する手順、また原子炉を冷やすためにポンプ車を使って海水をくみあげ、タンクにためる手順を確認。
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 2011年4月19日(火)   13時30分 2号機、高湿度で作業困難か
東電は米アイロボット社製の「パックボット」2台を遠隔操作し2号機の原子炉建屋内を調査した結果、建屋の二重扉周辺の放射線量は毎時4・1ミリシーベルト。温度は34〜41度、酸素濃度は19〜20%。湿度が94〜99%と高く、ロボットのカメラが曇ったため、扉周辺よりも奥の調査は断念。2号機の圧力抑制室は損傷し、高濃度汚染水の漏出源とみられる。たまった水の温度は約80度で、ここから出た水蒸気が建屋内に充満している可能性。
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 2011年4月19日(火)   12時00分 海底でプルトニウムの調査へー東電
福島第一原発周辺の海水の調査では、これまで毒性の強いプルトニウムは検出されず。プルトニウムが他の放射性物質に比べ重いため、海底から検出されないか、調査を行う。プルトニウムは、肺などの臓器に取り込まれると長い間とどまって放射線を出し、がんなどを引き起こす可能性がある。福島第一原発では、敷地内の土壌からごく微量のプルトニウムを検出。
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 2011年4月19日(火)   12時00分 2号機高濃度汚染水の移送開始
2号機の「トレンチ」やタービン建屋の高濃度汚染水について19日午前10時すぎからポンプを起動し「集中廃棄物処理施設」に移送開始。汚染水を送る手順や安全対策について、保安院の確認を受けた。1日480トンのペースでおよそ26日間かけて移送する計画。
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 2011年4月19日(火)   10時00分 福島第一当面の電源は確保
これまで「1号機・2号機用」と「3号機・4号機用」の2つの系統に分かれていた外部電源の供給ルートを、余震などでどちらかが遮断されてももう片方で冷却が継続できるよう2つの系統を接続する工事を18日までに終了。津波に備えて、高台に非常用のディーゼル発電機を移す措置は終えていて、東電は、当面の電源確保の対策は完了したと。
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 2011年4月19日(火)   10時00分 2号機の汚染水 今日にも移送
集中廃棄物処理施設(容量3万トン)の点検、補修作業を終え、2号機のトレンチとタービン建屋にある汚染水を今日にも施設に移送する予定。汚染水はあわせて約1万トン。
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 2011年4月19日(火)   07時00分 4号機建屋の汚染水は5m…保安院訂正
4号機の原子炉建屋地下にたまった放射性物質を含んだ汚染水の水深が、約5mに及ぶことが18日分かった。地下階はほぼ水没。既に判明している1〜3号機タービン建屋の汚染水約6万トンとは別で、処理のための新たな対策が必要になる見通し。汚染水の線量は建屋北西側では毎時0.1mSv、北東側では同100mSvと差が大きい。4号機では、タービン建屋地下にも汚染水があり、処理方法は未定。
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 2011年4月19日(火)   07時00分 1〜3号機核燃料「溶融」と初見解
保安院は、1〜3号機の核燃料が「溶融していると思われる」と述べ、原子力安全委員会に報告したと。これまで核燃料の損傷が3%以上としてきたが、「溶融」との見解を出したのは初めて。炉心の壊れ具合により3段階に定義されると報告。@「炉心損傷」は、焼き固めた燃料(ペレット)を覆う金属の被覆管が壊れているが燃料体の形は崩れていない状態。A「燃料ペレットの溶融」はペレットの一部が溶けだしている状態。B「メルトダウン(炉心溶融)」溶けた燃料が下に落ちていく状態、とした。
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 2011年4月19日(火)   4時14分 秋田県内陸南部で震度5弱の地震
震度5弱 秋田県 秋田県内陸南部 大仙市 大仙市刈和野
震度4 秋田県 大仙市協和境唐松岳 大仙市協和境野田
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 2011年4月18日(月)   20時00分 福井県の3原発 立ち入り検査
保安院は、緊急の安全対策が全国の原発で実施されているかどうか確認するため、福井県の3つの原発で立ち入り検査を開始。関西電力の美浜原発(福井県美浜町)には保安院の検査官4人が立ち入り検査を。関電は、電源車11台を配備、蒸気の力でポンプを動かし冷却水を送る手順などを確認したとのこと。このため検査では、電源車から配電盤にケーブルをつないで電気を送る方法、原子炉を冷やすための水をポンプに送る手順などを確認。保安院が立ち入り検査を行うのは初めて。今後各地の原発でも実施される予定。
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 2011年4月18日(月)   20時05分 東電 飛散防ぐ樹脂本格散布へ
東電は工程表に沿って、がれきやちりについた放射性物質が風で飛散しないよう今月26日から原子炉建屋の周辺などで「エマルジョン」と呼ばれる乳剤の水溶性の合成樹脂を本格的に散布することを決定。今月1日から敷地内に試験的に散布。その結果、散布した樹脂が固まっているのが確認でき、敷地内の放射線量も比較的低い値で安定。原子炉建屋の周辺は来月末まで、それ以外の敷地には6月末までにまき終えたいと。
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 2011年4月18日(月)   17時00分 高線量 大幅に作業制約 
福島第一原発の原子炉建屋で高い放射線量を計測。特に1号機では出入り口の扉ごしに毎時270ミリシーベルトあり、作業が一切できなくなる作業員の被曝(ひばく)線量の上限(計250mSv)をわずか1時間で超える値。原子炉建屋内の計測は事故後初めて。人間が作業するには極めて厳しい環境。
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 2011年4月18日(月)   16時30分 福島市の露地物シイタケ出荷停止
枝野官房長官は18日福島市で生産された露地物の原木シイタケについて、当分の間、出荷停止を指示したと発表。基準を上回る放射線量が検出されたためで、原子力災害対策特別措置法に基づく措置。
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 2011年4月18日(月)   13時30分 原子力行政 抜本的に見直しへ
菅総理大臣は参議院予算委員会で、今後の原子力行政について「従来の先入観をすべて白紙に戻し、徹底的に検証する必要がある」と述べ、安全性の確保の観点から抜本的に見直す考え。さらに、原子炉建屋のプールの中に保管されている使用済み燃料の扱いについて「最終処分地の問題も含め、しっかりとした体制がないなかで、建屋内にそのまま保管されていたことも検証の対象に」と。また東電が工程表通り事態が収束できるよう、政府としても全面的に支援する考えを示す。
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 2011年4月18日(月)   13時30分 2号機トレンチの水位上昇
2号機ではトレンチ(トンネル)で、18日も汚染水の水位が上昇。トレンチにたまった高濃度汚染水の一部、およそ660トンが「復水器」に移され、いったんは水位が8cm低下。しかしその後上昇し、18日午前7時の時点で地上にある出口まで82cmと、移送前よりも9cm高い。「ピット」という施設で今月6日に汚染水の海への流出を止めた結果、行き場を失なった汚染水がトレンチに流れ込んでいる可能性か。
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 2011年4月18日(月)   12時00分 無人ロボットの調査結果
米製の無人ロボットで調査したところ、3号機は57ミリシーベルトと高い値。作業員は4時間半ほどしか作業が出来ない。
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 2011年4月18日(月)   11時30分 東電が17日に発表した行程表
原発事故収束に向けた東電の行程表。「冷却機能の回復」「汚染対策」「モニタリング・除染」の3部門でステップ1、ステップ2、中期的課題に分けて説明されている。
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20110417-OYT9I00585.htm
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 2011年4月18日(月)   11時05分 4号機原子炉建屋も浸水 
4号機の原子炉建屋地下1階に、放射性物質を含んだ水が数十cmの深さでたまっていることが判明。17日発表の工程表では、同建屋は余震対策として使用済み核燃料プールの補強工事が必要としているが、この浸水で工事には時間がかかりそう。4号機は震災当時、原子炉内の工事で全燃料がプールに移されていたため、他号機より高い余熱で水素が発生、爆発した事が原因で3月15日に壁の一部が破損していた。
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 2011年4月18日(月)   11時20分 福島県で震度4の地震
11時08分ごろ、震源地 福島県浜通り、深さ 20km 、マグニチュード 4.4の地震。津波の心配はなし。
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 2011年4月18日(月)   06時45分 工程表どおり進むか未知数
福島第一原発事故で、今後6か月から9か月程度を目標に原発を安定化させ、放射性物質の外部への放出を抑えるという工程表が発表されたが、損傷が比較的大きいとされる2号機で、作業の長期化が懸念されるなど予定どおり進むかは未知数。専門家は「余震など、想定外のトラブルに直面するおそれもあり、柔軟に対応し、作業がどのように進んでいるか情報を十分に公開することが重要」と指摘。
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 2011年4月18日(月)   01時30分 3号機建屋 ロボットで調査・撮影
東電は17日、遠隔操作できる米アイロボット社提供のロボット2台で、水素爆発が起きた後初めて3号機の原子炉建屋内部の撮影に成功。ロボットは、放射線量などの計測器を装備。作業員が建屋の外で、ロボットのカメラが撮影した映像を見ながら遠隔操作。ロボットは延ばすと1・8mになるアームで建屋の扉のハンドルを回して内部へ。東電は、ロボットが計測した放射線量や酸素濃度などのデータを精査中。作業員が建屋内の配管や配線の修理作業のためにどれくらいの時間滞在できるかを判断する。
アイロボット社関連記事http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20110416109.html
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 2011年4月18日(月)   23時46分 福島で震度4の地震
震度4 福島県 福島県浜通り いわき市 いわき市三和町
震度3 福島県 いわき市平梅本
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 2011年4月17日(日)   16時50分 放射線抑制へ6〜9か月程度 東電
東電の勝俣会長は17日午後本店で記者会見し「福島第一原発事故の収束に向けた道筋」を発表。事故収束の目標として「放射線量が着実に減少傾向となっている」ことをステップ1「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられている」ことをステップ2と設定。目標の達成時期として、ステップ1は3か月程度、ステップ2はステップ1終了後の3〜6か月程度を目安と。当面の取り組みとして〈1〉原子炉の冷却〈2〉使用燃料プールの冷却〈3〉放射性物質で汚染された水(帯留水)の閉じ込め、処理・保管・再利用〈4〉大気・土壌での放射性物質の抑制〈5〉避難指示・計画的避難・緊急時避難準備区域の放射線量の測定・低減・公表――の5つの課題を掲げ、対策を同時並行的に進めるとしている。
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 2011年4月17日(日)   16日午後7時45分 <柏崎刈羽原発>水処理建屋で煙
16日午後7時45分ごろ、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)の水処理建屋内で煙が発生し、火災報知機が作動した。煙はすぐに消え、けが人はなかった。
東電によると、煙が出たのは、水道水の不純物を取り除いてプラントに燃料プール冷却などのため水を送る水処理装置の電源盤。定期点検中で、社員や協力企業の従業員13人が複数ある電源盤のうちの一つを確認していたところ、火花が出て発煙したという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110416-00000124-mai-soci

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 2011年4月17日(日)   09時00分 放射性ヨウ素沖合で限度の4倍
文科省は16日、福島第一原発の東約30キロ沖合で15日に採取した海水から、1L当たり161ベクレルの放射性ヨウ素131を検出したと発表。原発から排水する場合の濃度限度の4倍に当たる。セシウム137も限度の2倍の186ベクレル。この地点の放射能濃度は3月末から低下を続けていたが、11日にヨウ素88.5ベクレル、セシウム71.0ベクレルに上昇。今回はほぼ倍増し、付近の海域では過去最高値と。
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 2011年4月17日(日)   00時50分 4号機の建屋でも強い水素爆発?写真で明らかに
東京電力は16日、遠隔操作の米社製無人ヘリ「Tホーク」が撮影した福島第一原発の写真を公開。4号機原子炉建屋の外壁が10m以上離れた配管の上まで飛ばされた様子などをとらえており、奈良林直北海道大教授(原子炉工学)は「相当強い爆発が起きた証拠で、4号機でも大量の水素が発生したと考えられる」と話す。4号機は定期検査中で、原子炉内の核燃料は使用済み核燃料一時貯蔵プールへ移されていた。
http://www.youtube.com/watch?v=rTU_Q5BGbLY
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 2011年4月17日(日)   21時45分 原子炉外付け冷却検討
東電は16日、福島第一原発1〜3号機の外側に新たな冷却装置を設置し、原子炉と配管でつないで炉心を冷やす「外付け冷却」の準備を始めたことを明らかに。冷却装置は、板状の配管を組み合わせた「プレート式」。原子炉で温められた冷却水が通るプレートと、海水が通るプレートを交互に重ねて、冷却水の熱を奪う。海水の代わりに空気を通して「空冷式」として使うことも可能。東電はこれまで、タービン建屋内の既存の冷却装置を稼働させる計画だったが、建屋内に高濃度の放射性物質を含んだ汚染水があり、作業が進んでいない。
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 2011年4月17日(日)   20時45分 2号機取水口海水、ヨウ素濃度6500倍 
2号機の取水口前の海水で、法令限度の6500倍に当たる放射性物質のヨウ素131の濃度を15日に検出。2号機からの高濃度汚染水の止水対策を実施した2日以降は濃度が低下傾向だったが、15日は一転して前日の約6倍と上昇に。シルトフェンス設置で拡散防止効果が出て汚染水が滞留し、濃度が上昇した可能性。
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 2011年4月16日(土)   11時19分  茨城県南部で震度5強の地震
震源は栃木県南部 深さ70km マグニチュード 5.9

震度5強 茨城県南部 鉾田市
震度5弱
茨城県北部 笠間市 常陸大宮市 桜川市 笠間市中央 常陸大宮市野口 桜川市羽田
栃木県南部 宇都宮市 高根沢町 宇都宮市白沢町 高根沢町石末
埼玉県北部 加須市 加須市下三俣 加須市大利根
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 2011年4月16日(土)   政府被ばく基準増 原発作業員が拒否
福島第1原発の作業員が、2・5倍の被ばく線量上限アップを拒否していることが9日、明らかになった。厚生労働省が同原発の事故発生後に急きょ限度を250ミリシーベルトに引き上げたことについて、作業員を派遣する企業の多くが「現場が納得しない」などと反発。現在も従来基準の100ミリシーベルトを適用していることが、共同通信の取材で分かった。
3月24日の作業中に被ばくした作業員3人の外部被ばく量は、173〜180ミリシーベルト。これを超える250ミリシーベルトという基準に、現場が過剰に反応するのも無理はない。
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20110410-759169.html
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 2011年4月16日(土)   綱渡りの汚染水処理 移送先確保急ぐ
福島第1原発事故で東京電力は15日、2号機のトレンチ(トンネル)にある高濃度の放射性物質汚染水の移送を中断した結果、いったん下がった水位が元にほぼ戻ったと発表した。水位上昇が続くと、汚染水が海にあふれる可能性がある。東電は移送先の確保を急いでいるが、防水措置などに時間がかかり、汚染水問題は綱渡りを余儀なくされている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000115-mai-soci
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 2011年4月15日(金)   事故後4日で3基からヨウ素の2%を放出
経済産業省原子力安全・保安院は14日、東京電力福島第1原発事故の発生から約4日間で、ウラン燃料の核分裂によって生成した放射性物質(核分裂生成物)のうち、ヨウ素の少なくとも2%が外部に放出されたとの試算を公表。
原子炉格納容器内の圧力を下げるため、放射性物質を含む蒸気を外部に逃がす「ベント」の操作などにより、原子炉が停止してから100時間の段階で、ヨウ素は2・1%に当たる13万テラベクレル、セシウムは0・9%に当たる6100テラベクレルが放出されたと推定した。
http://www.47news.jp/47topics/e/205065.php

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 2011年4月15日(金)   原発10キロ圏内で10遺体発見 初の大規模捜索
福島県警は14日、東京電力福島第1原発から半径10キロ圏内で初めて大規模な捜索を実施、10人の遺体を発見し、7人を収容した。県警は風向や天候の状態を確認しながら、今後も活動範囲を広げるとしている。
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011041401001185.html
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 2011年4月15日(金)   汚染水移送のタンク 設置は5月末
福島第一原子力発電所では、汚染水の移送先の1つとなっている仮設タンクの設置がすべて終わるのは来月末になる見通しで、冷却機能の回復に向けた作業は先が見えない状況。
http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/
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 2011年4月15日(金)   与謝野経財相 原発推進方針を強調=事故「謝罪するつもりない」
与謝野馨経済財政担当相は15日の閣議後会見で、「原子力発電は電力供給のため大事なものだと今でも思っている。推進してきたことは決して間違いではない」と述べ、事故の評価にかかわらず今後も原子力発電を推進する考えを強調した。
 また、自民党政権時代に通産相(現経済産業相)などとして原発推進の立場を取ってきたことを踏まえ、今回の事故発生で謝罪するつもりはあるかとの質問には、「ない」と明確に否定した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000049-jij-pol
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 2011年4月15日(金)   晴れでも校庭走れず…原発60km圏
福島県内の小学校から放射性物質が検出されたことを受け、福島第一原発から約60km離れた福島市内の小学校でも体育館で体育の授業を行う動き。子どもたちは昼休みも校庭には姿を見せず、体育館で鬼ごっこなどをして遊んだ。高橋校長は「学校として経験したことがない状況で頭が痛い。原発の問題が解決されるのを祈るばかり」と話していた。
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 2011年4月15日(金)   毎日新聞アンケート 首長9割 「安全性揺らいだ」
原発が立地または建設計画がある自治体首長の約90%が「原発の安全性が揺らいだ」と受け止めていることが、毎日新聞の調査で分かった。
しかし、現在ある原発を「直ちに止める」と答えた首長はいなかった。
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 2011年4月15日(金)   0時8分  3号機圧力容器の一部で急激な温度上昇
14日夜、3号機の原子炉圧力容器の一部で、急激な温度上昇が起きていることがわかった。
原子力安全・保安院は「3号機については、炉心で1つ、注意しなきゃいけないことがありまして、少し温度が上がっております」と話した。圧力容器のフランジと呼ばれる接続部分が、2日間でおよそ80度、温度が上昇している。原子力安全・保安院は、直ちに問題はないとしているものの、その原因や影響については不明としている。
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 2011年4月15日(金)   00時00分 トレンチ汚染水 再び水位上昇
2号機では、「トレンチ」(トンネル)内の汚染水660トンを復水器に移す作業で、いったんは水位が最大で8cm低下したものの、その後上昇に転じた。原子炉への注水を続けざるをえないなかで、汚染水をどう減らすのか、東京電力は難しい対応を迫られる。
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 2011年4月15日(金)   00時00分 原発10キロ圏内 初の捜索 
福島第一原発の周辺では、事故の影響で行方不明者の捜索活動が難航。14日、原発から7キロ離れた福島県浪江町の沿岸部で、警察が10キロ圏内では初めてとなる捜索を行う。防護服に身を包んだ福島県警の機動隊員およそ300人が、放射線量を測定する警察官が近くでモニターを監視するなか、地元の消防隊員とともに午前中から捜索を開始、NHKの取材班も午後2時すぎから防護服を着て現地入り。
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 2011年4月15日(金)   00時00分 1〜3号機の放射性物質1〜2%放出
保安院は14日、福島第一原発1〜3号機にあった放射性物質のうち、約1〜2%が放出されたとの推計を発表。推計によると、ヨウ素131は、1〜3号機の原子炉内に計610万テラ・ベクレル(テラは1兆倍)あり、このうち13万テラ・ベクレルを放出。セシウム137は71万テラ・ベクレルのうち、6100テラ・ベクレルが放出された。東電から取り寄せた核燃料のデータから計算。
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 2011年4月14日(木)   計画的避難区域で放射線量が高数値 44.8マイクロシーベルト
福島県が4月12日から行っている県内2757地点での放射線量測定調査のうち、705地点の調査結果を発表。地上から1メートルの測定値が最も高かったのは浪江町の国道114号・富岡土木事務所看板前で、1時間当たりの放射線量が44.8マイクロシーベルトとなった。20キロ圏外で政府が計画的避難区域に指定した飯舘村、浪江町、南相馬市の一部の計17地点で1時間当たり10マイクロシーベルト以上の測定値が検出された。
http://www.minyu-net.com/news/news/0414/news9.html
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 2011年4月14日(木)   柏崎刈羽原発で放射性セシウム、微量を検出
東京電力は13日、柏崎刈羽原発の敷地境界線付近で、微量の放射性セシウムが検出されたと発表した。福島第1原発の事故で大気に放出され、柏崎刈羽原発にまで飛散したとみている。
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 2011年4月14日(木)   小学校校庭3地点で1万ベクレル超
福島県は13日、20小学校の校庭で行った土壌調査結果を発表した。川俣町立山木屋小で1キロ当たり最高の2万9115ベクレルの放射性セシウムを検出するなど3地点で1万ベクレルを超えた。
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 2011年4月14日(木)   浜岡原発の停止求める集会−16日・津で
中部電力の浜岡原発(静岡県御前崎市)の即時運転停止などを求める「今こそ脱原発を!STOP!浜岡原発 県集会」が16日、津市西丸之内のお城西公園で開かれる。集会は午後1時半から。
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 2011年4月14日(木)   08時00分 原発非常用電源 高台に移設へ
原子炉の冷却が大地震や大津波で中断されないよう非常用ディーゼル発電機を高台に設置する作業を早ければ15日までに。さらに電源車を高台に配置することも検討。冷却用注水ポンプに電気を供給する外部電源のルートを1系統から2系統に増やす。保安院は、東電に今後発生する可能性のある地震を基準にし耐震性を評価し補強工事を行うよう指示。
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 2011年4月14日(木)   08時00分 取水口の汚染水 依然高い水準
福島第一原発の周辺の海水から検出される放射性物質の濃度は、低下傾向にあるものの、高濃度汚染水が流れ込んでいた2号機の取水口付近で、12日、国の基準値の2500倍の濃度のヨウ素131が検出。依然として高い水準。
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 2011年4月14日(木)   07時10分 事故後炉内注入の水の総量
東電は1〜3号機の事故から13日まで炉内に注入した水の総量を明らかに。1号機が5724トン、2号機が1万2842トン、3号機が8169トン。原子炉圧力容器に入る量は250〜300トンで、多くが水蒸気になったり格納容器の下部にたまったりし、容器外に漏れ出した分もあるとみられる。
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 2011年4月14日(木)   07時00分 4号機プール「燃料損傷は部分的」か
4号機の核燃料貯蔵プールから初めて採取した水の分析結果を公表。放射性物質の濃度は運転時の原子炉内の水より高いが、燃料は溶融を疑わせるほどではなく、破損があっても部分的と。またプールの水位は燃料棒の上端から約2m上の位置まであり燃料は水につかっており、13日未明からの放水で水位はさらに1mほど上がった。
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 2011年4月13日(水)   18時40分 福島県 しいたけ出荷自粛要請
福島県内の露地栽培のしいたけから暫定基準値を超える放射性物質が検出。国が出荷の制限を指示し福島県は、県東部の16の市町村のしいたけ栽培農家に出荷の自粛を要請。県内のしいたけの生産量は、おととしの統計で年間3100トン、このうち70トンが露地栽培。
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 2011年4月13日(水)   18時35分 福島第一原発周辺 14日朝にかけ西風
気象庁によると、福島第一原発の周辺では、13日午後6時、陸側の西から海側の東に向かって風が吹いているもよう。13日夜から14日朝にかけても風向きは変わらず、風は西から東に向かって吹くとの予想。
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 2011年4月13日(水)   14時20分 各国への通報は汚染水の放出後…外務省
4日に福島原発から低濃度汚染水を海に放出した際、事前通報は全体の3分の1で、外務省が各国の大使館にファクスなどで通報したのは実際の放出より遅かったことが13日、明らかに。
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 2011年4月13日(水)   12時30分 2号機のトレンチ 水位が低下
2号機のトレンチ(トンネル)の汚染水の復水器への移送が始まり、13日朝にかけて水位が4センチ下がり、地面より95cm低い状態へ。移送は40時間で700トンの見通し。朝までに250トン終了。タービン建屋の地下のたまり水についても移送に向けた作業を開始。
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 2011年4月13日(水)   12時20分 4号機水温上昇 燃料一部損傷おそれ
4号機の使用済み燃料プールでは、12日、特殊なポンプ車のアームを使用し調査さたところ水面の上の放射線量が84ミリシーベルト/時間に達し、水温はおよそ90度と通常より高かった。東電は燃料を冷却するため、13日午前0時半から7時前にかけて195トンの水を放水。燃料の一部が損傷しているおそれもあるとして、プールの水に含まれる放射性物質の種類や濃度などの調査を進め、燃料の状況を把握すると。
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 2011年4月13日(水)   10時20分 地震による福島原発の状況
福島第一原発に10時07分の地震による被害など影響はなし。注水などの作業ははそのまま続けられているとのこと。
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 2011年4月13日(水)   10時14分 福島県震度5弱の地震
10時07分、福島県浜通りを震源とする地震、深さ10km、M5.8。この地震による津波の心配は無し。最大震度は北茨城。
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 2011年4月13日(水)   08時30分 IAEA 日本政府の分析支持
IAEA=国際原子力機関は、日本が原発の事故の評価でチェルノブイリ原発事故と同じ「レベル7」に引き上げたことを受けて12日、記者会見で「2つの事故の構造は大きく異なる、現時点で福島事故の方が放射性物質の放出量は少ない(チェルノブイリの10%)とする日本政府の分析を支持。
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 2011年4月13日(水)   08時00分 放射性ストロンチウムを検出
文科省は福島県で土壌と植物から放射性ストロンチウム89と90を検出と発表。ストロンチウムの検出は初。3月16〜17日第一原発の30キロ圏やや外の福島県浪江町の2カ所と飯舘村の1カ所の土壌を分析。1キロ当たりストロンチウム89が最大260ベクレル、同90が最大32ベクレル。ストロンチウムは、カルシウムと似た性質、人体に入ると骨に沈着し骨髄腫や造血器に障害を引き起こす恐れ。ストロンチウム90は半減期が約29年と長く、過去の核実験の際に飛散し問題となった。同89は半減期が約50日。
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 2011年4月13日(水)   00時00分 1号機へ窒素注入再開
11日夕方に発生したM7.0の余震で中断していた1号機の原子炉格納容器への窒素ガス注入は12日中に再開。注入量は12日午後5時までに3500立方メートル。
保安院は12日、11日の余震で2号機の使用済み核燃料プールの水位が下がり、水温計が使えない状態になったと。「燃料は水中にあるとみられ環境への影響はない」とのこと。
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 2011年4月12日(火)   21時30分 2号機汚染水移送 高濃度を復水器へ 
12日午後7時半すぎ、2号機のトレンチ(トンネル)にある高濃度汚染水を、タービン建屋内の復水器に移送する作業を開始。汚染水は1〜3号機で合計6万トンと推定。2号機の汚染水(約2万トン)からは1時間当たり1000mSV以上という非常に強い線量を検出。この汚染水を復水器と集中廃棄物処理施設(集中環境施設)に移す計画。まずトレンチの立て坑に設置したポンプでくみ上げ、ホースで復水器へ送る。
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 2011年4月12日(火)   19時00分 浜岡原発 防波堤15mの方針
中部電力は、静岡県御前崎市の浜岡原発に長さ1.5km高さ12m以上の防波堤を新たに築く予定のところ、福島第一原発を襲った津波の高さが最大で15mに達していたことがわかったとし、防波堤の高さをおよそ15mとする方針を愛知県の大村知事に説明。
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 2011年4月12日(火)   19時00分 外国メディア、チェルノブイリに並ぶと速報
福島第一原発の事故を最も深刻なレベル7と暫定評価したことについて、外国メディアは「1986年のチェルノブイリ原発事故に並んだ」(ロイター通信)と速報で伝えた。ロシアのインタファクス通信は、日本の正式発表前から英BBC放送を引用。タス通信は東京発で、原発大国フランスのAFP通信、韓国の聯合ニュースも速報。チェルノブイリ原発事故との比較や韓国内で薬品やマスク製造業者の株価上昇を紹介。中国国営新華社通信も日本の正式発表前に速報で伝えた。
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 2011年4月12日(火)   15時50分 緊急時避難準備区域は作付け困難
福島の放射能汚染に伴うイネの作付けについて、鹿野農水相は「緊急時避難準備区域」について「農作業ができないわけではないが、一方で自粛を求める」と述べ、作付け許可は困難という見方。 政府は原発から20キロ圏外でも放射線量が多い飯舘村などを「計画的避難区域」に、また主に20〜30キロ圏を事故時に早急な避難を求める「緊急時避難準備区域」に設定。
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 2011年4月12日(火)   14時30分  第一原発の最新情報ー東電会見 
第一の1〜4のパラメーターに異常は無し。外部電源にも異常は無し。すでに作業の再開の指示を出した。原子炉に注入している1〜3号機の水のポンプにも異常はなく注入は行なわれている。
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 2011年4月12日(火)   14時27分 福島第一原発の状況 
福島第一原発の電源設備に異常はないが、原子炉への注入に使っている外部電源が無事かは現在確認中、とのこと。
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 2011年4月12日(火)   14時23分 地震によるその他の原発情報
女川、東海第二原発ともに現在のところ施設に異常は見当たらない。電源なども問題がないもよう。いずれも現在は以前の地震によって冷温停止中。
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 2011年4月12日(火)   14時15分 地震による原発の様子ー東電
福島第一、第二ともに現場の作業員には免震棟への退避指示。現場の放水状態などはまだわからない。
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 2011年4月12日(火)   14時10分 14時07分福島県震度6弱の地震
14時07分、福島県を震源地とする震度6弱の地震、深さ10km、M6.3。
福島県浜通りは震度6弱。
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 2011年4月12日(火)   12時20分 一号機窒素ガス注入慎重に再開
1号機の窒素ガス注入は昨日のM7.1の地震後中断していたが、昨日深夜に再開。しかし容器内の圧力がほどんど上がらず、気体が漏れ出ている可能性もあるとして慎重に数値を見ながら注入を行なう。現在のところは周囲の放射線量の値に変化は無し。
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 2011年4月12日(火)   11時30分 チェルノブイリとは違った点も
放射性物質の量はチェルノブイリの1割程度。急性被ばくの死者もいない。違った点も多いとの発表。
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 2011年4月12日(火)   11時00分 「レベル7」に引き上げチェルノブイリ並みー保安院
政府は、福島原発事故を広範囲で人の健康や環境に影響を及ぼす大量の放射性物質が放出されているとし、事故の評価を国際評価尺度(INES)に基づき最悪の「レベル7」へ引き上げを決定。1986年旧ソビエトのチェルノブイリ原発事故と同じ評価。INESの評価では、放射性ヨウ素131換算で、外部への放射性物質の放出量が数万テラベクレル以上である場合はレベル7に当たる。保安院が同日、原子力安全委員会とともに記者会見し、評価の内容を公表。
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 2011年4月12日(火)   09時00分 1〜4号機放水口サンプリング建屋で火災
4月12日午前6時38分頃、南側放水口付近にある1〜4号機放水口サンプリング建屋のバッテリーを収納している盤から発火を確認。自衛消防隊により初期消火活動を行う。現在は炎と煙がないことを確認。外部への放射能の影響、ならびに原子炉等の冷却機能への影響はなく、周辺環境のモニタリング値に変動はなし。原因は調査中。
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 2011年4月12日(火)   09時00分 汚染水回収、作業再開へ
2号機海水配管トンネルにある高濃度の放射能汚染水の回収作業再開に向け準備。回収は11日の予定だったが、同日夕に起きた最大震度6弱の地震で、作業は中断。汚染水はタービン建屋内の復水器へ。集中廃棄物処理施設からは低濃度汚染水約9070トンの放出が終わり、ほぼ空の状態。 
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 2011年4月12日(火)   08時30分 計画避難に住民ら怒り
政府が新たに「計画的避難区域」(1ヶ月をめどに避難)の対象にすると発表したのは福島県の飯舘村、葛尾村、浪江町の全域と川俣町と南相馬市の一部。住民らはこれまで高い放射線量の中で不安な生活を続けていた。避難の指示もなく「安全」と言い続けた政府が、事故から1カ月もたって出したあいまいな指示。「国に裏切られた気分だ」と。
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 2011年4月12日(火)   08時15分 千葉北東部震度5弱
千葉北東部を震源とする深さ30km、M6.3。福島県浜通りは震度2で福島原発には影響無いもよう。
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 2011年4月12日(火)   08時00分 福島第一原発周辺 北西の風続く見込み
気象庁によると、福島第一原発周辺では、12日朝、陸側の北西から海側の南東に向かっての風。12日の日中は北西の風が続く見込みで、その後、夜には西から東へ向かう風に変わるとの予想。
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 2011年4月12日(火)   07時00分 福島第一原発レベル7検討
原子力安全委は11日福島第一原発事故について、発生当初から数時間、1時間当たり最大1万テラベクレル(ベクレルは放射能の強さ。1テラベクレルは1兆ベクレル)の放射性物質を放出していたとの見解。現在は1時間当たり1テラベクレルほどか。数万テラベクレルは原発事故の深刻度を示す国際原子力事象評価尺度(INES)の最も深刻なレベル7。数時間の放出でレベル7に相当するため、現在レベル5としている政府は、引き上げの検討に。過去レベル7の事故は86年のチェルノブイリ原発事故。
http://www.bousai.ne.jp/vis/bousai_kensyu/glossary/ko18.html
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 2011年4月12日(火)   07時40分 長野県北部で震度5弱
07時26分に長野県北部を震源とする震度5弱の地震、深さ20km、M5,5。柏崎刈羽原発は特に異常は無く、通常通り運転中とのこと。
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 2011年4月11日(月)   20時45分 20時42分福島で震度5弱の地震
20時42分ごろ茨城県北部を震源とする地震。深さ10km、M5.9。最大震度は福島県中通り震度5弱。福島県浜通りは震度4。
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 2011年4月11日(月)   19時15分 今後の余震に対しては・・
福島の注水作業について、外部電源が遮断された場合の代替措置が考えられているも、津波注意報が出た場合は作業員は退避しなければならず、人手を必要とする措置は行なえず。今後も余震のたびに注水が止まるのは問題。なんらかの方法を検討する必要と。
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 2011年4月11日(月)   19時00分 1号機窒素ガス注入も中断
17時15分の地震により1号機への窒素ガス注入は一時中断。点検後再開する予定。
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 2011年4月11日(月)   18時15分 2号機の作業は延期
作業員は現在退避中。2号機の復水器に高濃度の汚染水を移送する作業は本日行なわれず。
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 2011年4月11日(月)   18時10分 女川は異常なし
女川原発は外部電源5系統とも異常なし。モニタリングポストの値も変化は無し。
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 2011年4月11日(月)   18時05分 外部電源復旧
1〜3号機の外部電源は18時05分に復旧した。注水がとまっていた時間は約50分。
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 2011年4月11日(月)   18時00分 その他の原発施設への影響
第一原発の5、6号機の外部電源には異常なし。茨城県の東海原発などの施設への被害は確認されていない。
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 2011年4月11日(月)   17時17分 福島で震度5弱の地震
震源は福島県浜通り。
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 2011年4月11日(月)   17時16分 福島で震度6弱の地震
震源は福島県浜通り。深さ10キロ、M7.1 津波警報発令 茨木県で1mの高さ。
福島第一原発の1号機、2号機、3号機の冷却に使っていた外部電源が遮断。
原子炉(1号機、2号機、3号機)への水の注水がストップ。
消防ポンプに切り替えて対応。
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 2011年4月11日(月)   13時57分 福島県沖で震度4の地震
福島件沖を震源地とする、深さ30キロ、M4.9、福島県浜通りなど最大震度4。津波の心配は無しとのこと。
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 2011年4月11日(月)   13時40分 窒素ガスが漏れている可能性?
1号機の格納容器で水素爆発が起きるのを防ぐため、窒素ガスの注入作業を行っているが、昨日から容器内の圧力が上がらず、窒素ガスが漏れている可能性があるかと。調査と今後のガス注入の量などを検討する。
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 2011年4月11日(月)   12時00分 福島知事は東電社長との面会拒否
東電の清水正孝社長が11日午後、福島第1原発の事故後初めて福島県庁を訪れることに対し、県側は知事との面会を拒否する方針。佐藤雄平県知事は「謝罪より早急な事態収束だ」との姿勢。
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 2011年4月11日(月)   12時00分 原発事故1か月復旧作業急ぐ
汚染水に阻まれ作業が思うように進まないのに加え、代わりの冷却方法も今後の予定を示すには至らず。2号機では、トレンチと呼ばれるトンネルの高濃度の汚染水を別の設備に移す作業を本日にも開始。深刻な事態は根本的に解決されず、事故を収束させる時期は見通せない状況。
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 2011年4月11日(月)   10時30分 茨城県産牛乳、制限解除で出荷作業開始
先月22日、水戸市と河内町で放牧の牛の乳から暫定規制値を超える放射性ヨウ素を検出。政府は茨城県産牛乳の出荷を制限するよう指示。その後3回の検査で、いずれも放射性物質が暫定規制値を下回ったことから、10日出荷制限を解除。茨城県内の酪農家は11日朝から出荷作業を開始。食品の出荷制限の解除は、群馬県のホウレンソウとカキナに次いで3件目。
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 2011年4月11日(月)   07時30分 福島第一原発周辺の風 夕方から北風
気象庁によると、福島第一原発周辺では、現在は陸側の西から海側の東に向かって弱い風。このあと昼前から昼すぎにかけて海側の東から陸側の西へ向かう風に変わり、その後夕方以降は、北から南に向かってやや強い風が吹くとの予想。
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 2011年4月11日(月)   05時00分 20キロ圏外にも避難指示へ 
福島第一原発から半径20キロ圏の避難地域以外で累積の放射線量が高い地域に対し、新たに避難指示を出す方針。11日にも発表。屋内退避指示の20〜30キロ圏内の一部地域や、30キロ圏外の一部地域が新たに加わる。
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 2011年4月11日(月)   06時00分 低濃度汚染水投棄ほぼ終了ー東電
東電は低濃度の放射性物質を含む汚染水の海への放出作業は10日ほぼ終了。原子炉冷却システムの復旧作業を阻んできた高濃度汚染水について1〜3号機タービン建屋からの移送準備が整った。海に流した汚染水の総量は約1万トン。今後は2号機タービン建屋近くの作業用トンネル(トレンチ)にたまった高濃度汚染水を建屋内の復水器に移す。
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 2011年4月11日(月)   05時00分 20キロ圏外にも避難指示へ 
福島第一原発から半径20キロ圏の避難地域以外で累積の放射線量が高い地域に対し、新たに避難指示を出す方針。11日にも発表。屋内退避指示の20〜30キロ圏内の一部地域や、30キロ圏外の一部地域が新たに加わる。
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 2011年4月10日(日)   18時30分 原発廃止を訴え都心でデモ
全国各地で原発反対活動をしている8つの市民団体の呼びかけでおよそ2000人が、エネルギー政策を転換し、すべての原発の運転をやめるよう東京都心を4キロにわたりデモ行進。経産省や東電本店の前では、福島原発の事故を巡る政府や東京電力の責任を追及、静岡県の海の近くで津波の被害が懸念されるとし中部電力浜岡原発の廃止などを訴え。
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 2011年4月10日(日)   16時00分 福島 広範囲で放射線量測定へ
放射線に不安を感じる住民が多いことから、福島第一原発の半径20キロ圏内を除く県内の55市町村を対象に、住宅地や商店街など屋外の2700か所余りで放射線量を測定。住民に情報を提供。また一部地域で土壌中の放射性ヨウ素やセシウムの濃度についても分析を行う。12日から4日間。
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 2011年4月10日(日)   15時45分 福島第一原発無人重機でがれき撤去
第一原発1,3号機での水素爆発で敷地内に吹き飛んだ建物のがれきからの高い線量の放射線が復旧作業の妨げに。10日午後から無人で動く重機を使ってがれきの撤去を本格的に開始する。重機に付けたカメラや現場近くに設置された6台の固定カメラの映像を数百メートル離れた操作室で見ながら遠隔操作。撤去したがれきは、高濃度の放射性物質で汚染されている可能性がありコンテナで敷地内で保管、厳重に管理。
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 2011年4月9日(土)   23時00分 いわき市沖コウナゴに基準超セシウム
福島第一原発から約35km離れたいわき市沖1km、水深10〜14mで7日に取ったコウナゴから、国の暫定基準値を超える量の放射性セシウムを検出。厚労省によると、福島県のすべての漁協が現在漁を行っていないため福島県沖で取れた魚は市場には出回っていない。
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 2011年4月9日(土)   22時30分 第一原発北側で放射性物質上昇傾向
海水の放射性物質の濃度は、2号機のピット(立て坑)からの高濃度汚染水が止まったあとも、汚染水が流れ込んでいた地点で依然として国の基準を大幅に上回り、発電所の北側の放水口周辺でも引き続き上昇傾向。一方今月4日夜から、比較的低い濃度の放射性物質に汚染された水の放出が続く。保安院は「濃度の高い場所でのより細かなモニタリングなど、監視を強化する」と。
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 2011年4月9日(土)   22時00分 福島第一原発周辺 10日の朝は西寄りの風
気象庁によると、福島第一原発周辺では、陸側の北西から海側の南東に向かって弱い風が吹いている。その後10日の朝には風向きが変わり、陸側の西から海側の東へ吹くと予想。
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 2011年4月9日(土)   22時00分 福島第一原発 津波は最大15m
先月11日の大震災に福島第一原発を襲った津波は設計段階での想定の5.7mを大幅に超える最大15mと発表。主要な建物があるほぼ全域で、高さ4メートルから5メートル程度、浸水していた。
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 2011年4月9日(土)   18時50分 宮城県で震度5弱の地震
18時42分ごろ宮城県で震度5弱の地震。マグニチュードは5.4.この地震で今のところ福島第一原発に影響はないもよう。
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 2011年4月9日(土)   15時00分 放射能の大半なお原子炉内に
福島第一原発1〜3号機の建屋外へこれまでに漏れた放射能の量は、原子炉内にあった総量の1割に満たない可能性。格納容器が壊れて内部に残る放射能が放出されると、さらに広範囲で汚染が深刻になる恐れ。危機を脱するには「冷温停止」(炉内を100度以下で安定させる)が必要。注水や放水による現在の冷却では過熱を防ぐので精いっぱい。専門家は「炉心に冷却水を循環させる継続冷却システムの確立を最優先にすべき」と。
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 2011年4月9日(土)   10時00分 国は全電源喪失「考慮する必要はない」と
原子力安全委員会は1990年に定めた発電用軽水炉の安全設計審査指針の解説に、長時間の全電源喪失について「考慮する必要なし」と明記。理由は「送電線の復旧または非常用交流電源設備(非常用ディーゼル発電機)の修復が期待できるため」としており、国は外部電源を失ってもすぐに非常用発電機が作動すると想定。各原発は同指針を基に設計、非常用電源を含むすべての電源喪失に対して万全の備えをしてきたとは言い難い。東電は急きょ、11日に柏崎刈羽原発で全電源喪失などを想定した訓練を行う。
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 2011年4月9日(土)   09時00分 コメ作付け禁止基準を発表ー枝野長官
土壌中の放射性セシウム濃度が土1kgあたり5千ベクレルを超える水田と発表。農水省は、原発の半径30キロ圏内に加えこの基準で作付けを禁じる方針。政府は近く具体的な地域を決定。 収穫時のコメの汚染度が安全基準を超えると推計される数値。原災法による作付け禁止は初。東電と政府は損害分を補償。 福島県は農地計70地点の土壌調査結果を公表。5千ベクレルを超えていた地点は水田では飯舘村内の2地点のみ。宮城、山形、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川の8県は8日夜、県内の農地の調査結果で、全ての地点で5千ベクレルを下回る。
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 2011年4月9日(土)   07時00分 女川原発冷却機能1時間余喪失
保安院は7日新屋に起きた余震で東北電力の女川原発(宮城)で使用済み燃料プールの冷却機能が最大1時間21分失われていた、と発表。使用済み燃料プールからは揺れで水があふれた。余震で停止した女川の外部電源は8日夜時点で1系統を除き復旧済み。東通原発(青森)も冷却機能が26分停止。非常用発電機の燃料漏れなどもあり、安全への再検討が必要と。
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 2011年4月9日(土)   06時10分 福島第一原発周辺 風は北から南に
気象庁によると福島第一原発の周辺では、北から南に向かって風が吹いているとみられます。このあと昼前には、前線や低気圧の影響で風向きが変わり、南から北へ向かう風が吹くと予想。
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 2011年4月9日(土)   06時00分 電源の確保 確認が急務
7日の夜東北地方を襲った大地震で、青森県東通原発(東北電力)六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場で送電線からの外部電源が一時すべて使用不可能、非常用の発電機で冷却する事態。安全上の問題はなかったとはいえ、先月11日に続いて重要な外部電源を再び喪失。各電力会社は非常用の発電機のさらなるバックアップ用として電源車を配備など万一に備えた電源の確保が十分か、早急な確認が必要。
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 2011年4月8日(金)   18時00分 放射性物質、北半球全体に拡散
核実験全面禁止条約機構(CTBTO)準備委員会(本部ウィーン)は7日、福島第一原発から放出された放射性物質が太平洋上などを移動しながら拡散、3月25日頃までに北半球全体に広がったと発表した。日本以外で検出された量は極めて微量。同原発からの放射性物質は3月12日に群馬県高崎市、14日にロシア東部、16日に米西海岸に到達。23日頃にはアイスランドでも検出。
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 2011年4月8日(金)   18時00分 米海軍汚染水データ求める
米海軍が防衛省・自衛隊に対し、汚染水の放出計画や海への拡散状況、濃度などのデータを早期に提供するよう、東電が放出開始の翌日5日に要請。艦艇には海水を淡水化し飲料水として使う装置があり、日本近海航行の際に乗員の健康に悪影響が出かねないことが理由。放出は事前に日本政府が米政府に連絡。東電は汚染水の放出は9日ごろまでに終了予定、現時点では再放出はしない考え。
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 2011年4月8日(金)   16時30分 福島産原乳、出荷制限を解除
福島県の7市町で採取した原乳と群馬県産のホウレンソウ、カキナについて出荷制限を解除。「要件を満たしている」と枝野長官。コメの作付けについて「水田の土壌調査を踏まえ、生産されたコメが食品衛生法上の暫定規制値を超える可能性が高い地域で制限する」と。
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 2011年4月8日(金)   14時00分 保安院、2号機燃料漏れ報道否定
保安院の西山審議官は8日記者会見で、ニューヨーク・タイムズ紙の報道について「我々の認識とは違う」と述べ、2号機の燃料が圧力容器から漏れて格納容器の底にたまっているという見方を否定。ただ、同機の格納容器や燃料棒が損傷した可能性は高いとし「圧力容器内に注水される水が何らかの形で格納容器内に漏れ、それが格納容器内で強い放射線として観測されている」と指摘。
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 2011年4月8日(金)   14時10分 再びM8級余震の可能性も、警戒を
余震は通常、だんだん規模が小さくなり間隔も開くが、1か月近くたってから最大余震が起きることも。最大余震は本震よりもマグニチュードが1前後小さいのが一般的。東日本大震災はマグニチュード(M)9・0。M7級の余震しか起きていない東日本大震災では今後、M8級発生の可能性も。スマトラ沖は3ヵ月後、ニュージーランドは5ヵ月後に最大余震。今後も十分に警戒を。
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 2011年4月8日(金)   14時00分 番外編 お茶でご飯を炊いてみました
首都圏では依然ペットボトルの水が品薄とのこと。そこで炊飯器でペットボトルのお茶を使用し炊飯してみました。使用したのはブレンド茶。好き嫌いはあると思いますが、少し香ばしく美味しいです。(炊飯器への影響は考慮せず。塩分もなくミネラルも少ないのでたまの利用なら問題ないかと?責任は持てませんが)どうしても水が足りない時はお試しを。
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 2011年4月8日(金)   13時00分 東芝「廃炉に10年半」 東電に計画案
福島第一原発の原子炉を製造した東芝が、同原発1〜4号機の廃炉案を東電と経済産業省に提出。廃炉には一般に30年かかるが、東芝案は技術的には10年半で可能と。早ければ2021年にも完了見込み。同じく原子炉を製造した日立製作所やゼネラル・エレクトリック(GE)も共同で廃炉案を検討中。近く東電と経産省に提出。東電と経産省は案をもとに廃炉計画を固める。中部電力の浜岡原発1、2号機が09年度から廃炉作業中。法的手続きを踏み36年度の完了を目指している。
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 2011年4月8日(金)   08時00分 海水のモニタリング 強化指示
福島第一原発周辺の海水調査で、流出した放射性物質が北側に拡散する傾向にあることから、保安院はこの海域のモニタリングを強化するよう東電に指示。6日午後、敷地の北寄りの5、6号機放水口の北、30mで採取した海水から基準値の1000倍にあたるヨウ素131を検出。この地点では上昇傾向。1〜4号機の放水口の南330mの地点で6日の午後の値は低下。海流の関係か。
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 2011年4月8日(金)   07時30分 1号機大震災の夜に燃料露出直前ーNHK
NHKが入手した資料によると「1号機では先月11日の地震当日の夜までに原子炉の中で核燃料が露出するまでの水の高さが残り45センチとなり、通常の10分の1程度に。安全のために最も大切な「冷やす機能」を十分に保てなかった」と。専門家は「このため地震の翌日という早い段階で水素爆発が起きたのではないか」と指摘。東電は調査はこれからと。
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 2011年4月8日(金)   07時00分 東北電力火力発電所5基が停止
7日深夜に東北で発生した地震の影響で、東北電力の火力発電所5基が停止。八戸、能代、秋田の各火力発電所の計6基のうち5基が停止。午前6時現在、青森、岩手、秋田県の全域と、宮城、山形、福島県の一部地域の計392万4619戸が停電中か。多くの変電・送電設備などが損傷。
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 2011年4月8日(金)   01時00分 青森東通原発など非常電源で電力
8日、東北電力東通原発(青森県)と、日本原燃六ヶ所再処理事業所(同)は、いずれも外部電源が停電、非常用発電機で電力を供給。このうち東通原発の使用済み核燃料一時貯蔵プールでは、非常電源で冷却が続く。観測される放射線量などの異常は見つかっていない。
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 2011年4月8日(金)   00時45分 地震後の福島第一原発のもよう
第一原発では計器に異常はなく冷却作業は安定的に継続中。窒素注入作業も問題なし。周辺のモニタリングポストの値も変化無し。
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 2011年4月8日(金)   00時40分 震度6強地震で東北広範囲で停電
岩手、秋田、青森ほぼ全域、山形、宮城、福島は一部の地域で停電。現在停電の地域を詳しく調査中。
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 2011年4月8日(金)   00時35分 女川原発の外部電源2系統落ちる
原子力安全・保安院によると、8日午前0時5分現在、女川原子力発電所は、宮城県沖の地震の影響で外部電源3系統のうち2系統が落ちたが、1系統は確保。冷却を継続。
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 2011年4月8日(金)   00時03分 東電会見で第一原発異常なし
東電が会見し、福島第一原発はテレビモニターで確認したところ、異常はみられない。外で作業中だった作業員は怪我なく、免震棟で待機している、とのこと。宮城県は津波警報、太平洋の広い範囲で津波注意報発令。
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 2011年4月7日(木)   23時50分 宮城沖震源で震度6強
23時32分ごろ宮城で震度6強。津波の第一波はすでに到達したもよう。福島第一、第二原発は震度5強か。第二原発の中央制御室は問題ないと。第一原発は現在確認中とのこと。
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 2011年4月7日(木)   18時00分 30キロ圏外での避難指示も
福島第一原発から半径30キロ圏外の地域について、積算の放射線量の値によっては避難指示を出す可能性。半径20キロ圏内の住民の一時帰宅については今月11日に実施するのは難しいという見通し。住民が一時帰宅する場合「自衛隊員や機動隊員も防護服、放射線測定機器をつけて万全の配慮をしており、それと同様か準じる対応が必要」と。
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 2011年4月7日(木)   16時00分 汚染水移送 開始まで数日以上
2号機のタービン建屋の地下などにたまっている高濃度の汚染水を、敷地内の別の施設に移す計画は、作業開始までに数日から1週間かかる見通し。廃棄物集中処理施設にあった比較的低い濃度の汚染水を海に放出する作業は7日にも終了の予定。しかし本来低い濃度の汚染水を入れる施設なので震災でコンクリートの壁などに穴が開いていないかなどの確認が必要。
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 2011年4月7日(木)   13時30分 原発20キロ圏立入禁止検討
避難指示が出ている半径20キロ圏内を現行より厳しい立入禁止の「警戒区域」にした上で、住民に対し、例外的に一時帰宅を認める方向。一時帰宅は警察官や自治体職員同行で短時間となる見通し。震災発生1カ月の11日前後をめどに最終判断。
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 2011年4月7日(木)   12時10分 2号機トレンチ水位上昇
2号機のトレンチ(建屋横トンネル)にたまっている高濃度汚染水の水位が、7日午前7時までの24時間に5センチ上昇。2号機のピットで続いていた水の流出6日に特殊な薬剤(水ガラス)を使って止めたことによるものか。トレンチ水面から地表までおよそ1m。汚染水があふれ出せば冷却機能の復旧作業に大きな支障。東電は水位の変化を厳重に監視。
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 2011年4月7日(木)   12時05分 屋内退避→避難へ検討ー枝野長官
原発周辺の放射線の濃度が上がっていることをうけて、20〜30kmの屋内退避の指示区域を「非難指示」視野に検討中と枝野官房長官。避難住民の一時帰宅についても慎重に検討中。
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 2011年4月7日(木)   12時00分 窒素注入順調に進むー東電
昨日より炉内の圧力がわずかに上昇しており、窒素の注入は順調に進んでいると。気密性が完全ではなく、放射性物質が漏れる可能性はあるが、より大きな事故を防ぐために必要な措置。今後6日間続く予定。
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 2011年4月7日(木)   10時00分 保安院・安全委トップ電源喪失、認識甘さ陳謝 
福島第一原発の深刻なトラブルの原因となった非常用を含めた電源喪失事故。原子力安全・保安院や原子力安全委員会のトップらが、6日の衆院経済産業委員会で、電源喪失を「想定外」としていた過去の認識について陳謝。
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 2011年4月7日(木)   07時00分 土壌検査で高い値のセシウム
福島県は先月31日から今月1日、県内70か所の農地で半減期が長い放射性セシウムの濃度を分析。最も多い飯舘村の1か所で通常の濃度の150倍のセシウムを検出。農作業を見合わせるよう呼びかけ詳しい検査を行い今月12日までに結果を公表予定。
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 2011年4月7日(木)   07時00分 核燃料70%損傷と試算ー東電
原子炉格納容器内の放射線量のデータから、炉内の核燃料の損傷を試算。1号機は70%2号機は30%、3号機は25%の損傷と。ただ数値は不自然な点もあり「一つの目安」とのこと。核燃料は燃料棒72か74本を束ねた集合体で1号機には400体、2,3号機には548体ずつ。
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 2011年4月7日(木)   06時00分 累積20ミリシーベルト退避検討を…安全委
原子力安全委員会は累積の被ばく放射線量が20ミリシーベルトを超える可能性のある住民に対し、屋内退避や避難などの防護措置を講じるよう政府に伝える。事故が長期化、現状が続けば30キロ以遠でも数週間で20ミリシーベルトを超える可能性があり政府に新たな対応を求めた形。安全委の防災指針では、外部被ばくの予測が10〜50ミリシーベルトだと屋内退避、50ミリシーベルト以上だと避難。
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 2011年4月7日(木)   00時00分 1号機格納容器へ窒素注入作業
6日午後10時半、1号機の格納容器で水素爆発が起きるのを防ぐため、格納容器へ窒素ガスの注入作業を開始。原子炉等規制法第64条に基づく緊急措置。水素濃度が4%、酸素が5%以上になると、水素と酸素が結びつき爆発を起こす恐れがあるため、窒素を注入し水素濃度を下げて爆発を防ぐ。ただし窒素注入すると、格納容器内の放射線量の高い水蒸気が配管の継ぎ目などから外に漏れてしまうため、慎重に作業。
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 2011年4月7日(木)   00時00分 敷地内3地点でプルトニウム
福島第一原発の敷地内の3地点で先月25、28日に採取した土壌から、放射性物質のプルトニウム238、239、240を新たに検出。検出量はごくわずか。プルトニウムは過去の大気圏内核実験でも放出されているが、成分の特徴から今回の事故によって外部に放出されたものか。
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 2011年4月6日(水)   18時40分 汚染水の海への放出経過
集中環境施設の汚染水は6日午前6時半までに1万トン弱を放出。6日中に残った約600トンを放出する予定。5、6号機の地下水は約1500トンのうち300〜400トンを放出。その後、2号機タービン建屋内にたまった高濃度の汚染水を移送するための工事を進める。
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 2011年4月6日(水)   18時10分 汚染水放出自治体に事前通報をー保安院
環境中に放射性物質を放出する際に自治体に事前通報するよう5日付文書で指示。東電は低レベル汚染水計約1万1500トンを海に放出作業中。しかし自治体への連絡が徹底されず自治体の不満が噴出。今後、汚染水の放出、原子炉内の水蒸気を抜く「ベント」の際も通報が必要。
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 2011年4月6日(水)   18時00分 年間被ばく限度引上げ検討ー枝野長官
年間1ミリシーベルトとしている住民の被ばく限度量について「現在の基準値は短期間で大量の放射線を受ける場合の安全性。長期間受けるリスクを管理し、別の次元の安全性を確保する上でどのくらいが退避の基準になるか検討している」と。事故の収束まで時間がかかり、放射線の放出が長期間続くことを想定した対応。健康に影響が及ばない範囲で被ばく限度の基準を緩める必要があると判断。
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 2011年4月6日(水)   12時30分 1号機 爆発回避へ格納容器に窒素
1号機の格納容器に水素がたまって爆発する危険を避けるため、早ければ6日夕方に窒素ガスを注入。原子炉の燃料が損傷したり、水が放射線で分解されたりして、水素が発生してたまっている可能性があるため。窒素注入は、今後2、3号機でも検討。1号機では、先月12日爆発が発生、原子炉がある建物で屋根や壁が吹き飛んだのはたまった水素が燃えたのが原因。
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 2011年4月6日(水)   08時30分 気象庁が拡散予測公開
気象庁は下記のようにことわり、を入れた上で拡散予測を公開しています。
<資料を参照する上での注意事項>これらの計算結果は、IAEAの指定する放出条件に基づいて計算したものであり、いわば仮定に基づくものであって、実際に観測された放射線量等は反映されていません。 当庁の同業務における計算の分解能は100km四方と、避難活動等の判断にとって極めて粗い分解能で行われているものであり、このため、この結果は国内の対策には参考になりません。
http://www.jma.go.jp/jma/kokusai/EER/eer_sample.pdf
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 2011年4月6日(水)   07時10分 高濃度汚染水、海への流出止まる 
2号機の取水口付近の作業用の穴(ピット)から海に漏れ出ていた高濃度の放射能汚染水が同日午前5時38分、止まったと発表。東電は5日午後、流出しているピットの下に、砕石層をガラス状に固める水ガラスという薬剤を入れる止水工事をした。
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 2011年4月6日(水)   07時00分 茨城コウナゴ漁自粛 規制値超えるセシウム
北茨城市の大津漁協は4日に沖合30m付近のコウナゴ(小魚でイカナゴの稚魚)から、魚類の暫定規制値500ベクレル/kgを超える526ベクレルの放射性セシウムを検出。コウナゴ漁は当面操業自粛。北茨城市平潟漁協では、1日捕獲のコウナゴから4080ベクレルの放射性ヨウ素が検出。南に位置する大津漁協のコウナゴのヨウ素は1700ベクレル。コウナゴ漁は2月末開始4〜5月に最盛期。
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 2011年4月5日(火)   20時00分 汚染水「減ったようにも」ー保安院
2号機の取水口付近からの汚染水の流出は「少し流出量が減っているように見えるが、完全には止水出来ていない」とし「今夜を通じ注入を行い水量を弱めできれば止まるところまでやりたい」と。一方、海中での汚染物質の拡大を防ぐシルトフェンスについて「全長240mほどの規模、4月9〜10日にかけ設置予定」と述べた。
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 2011年4月5日(火)   18時40分 汚染水の流出経路、ほぼ特定
2号機の取水口付近から、高濃度の汚染水が海に流出している問題で、東電は5日、電源ケーブル用作業トンネルの下に敷かれた砕石層が流出経路とほぼ特定。流出を止める固化剤を砕石層に注入するため地面に開けた穴に白色の入浴剤を入れたところ海への流出口で白色の水を確認。この穴を通じて固化剤を注入する作業を5日午後開始。
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 2011年4月5日(火)   17時00分 原子炉冷却難航1号機依然200度超
原子炉内の温度が100度未満で炉が安定停止の「冷温停止」に。地震後1〜3号機の原子炉圧力容器内の温度は3〜400度までに。5日現在、2号機は容器上部で142度、3号機は85度。1号機は密閉性が残っているためか原子炉の温度高く、3月23日に400度。その後次第に下がる傾向だが5日現在234度と依然として高く注水量を調整しながら制御。炉が損傷したとみられる2号機は、高濃度の放射能汚染水の流出が止まらず。流出防止に向けた地盤改良工事を5日午後開始。
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 2011年4月5日(火)   14時00分 海水で750万倍、2号機漏水原因か
炉内からとみられる汚染水の漏れが見つかった2号機の「ピット」付近の海水から、最大で濃度限度の750万倍、1立方センチ当たり30万ベクレルの放射性ヨウ素131が検出。1、3、4号機は基準値の35万〜48万倍ほど。東電では2号機取水口付近の漏れが海洋汚染の主原因とみている。
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 2011年4月5日(火)   08時30分 7・8号機増設は難しいー東電副社長
福島第一原発で計画されていた7号機と8号機の増設は難しいという考えを示す。東電は先月末、例年どおり福島第一原発7と8号機の増設を盛り込んだ「供給計画」を国に提出し、福島県が強く反発。「供給計画」は震災の前につくったもので、配慮が足りなかったと。
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 2011年4月5日(火)   07時30分 汚染水流出 新たな対策実施へ
「ピット」と呼ばれる施設にコンクリート、吸水性ポリマーなどを投入するも高濃度汚染水の海への流出は止まらず。汚染水は配管などの亀裂からピットの周辺の石を敷き詰めた層にしみ出し、ピットを通じて海に流れ出しているとし、地上から穴を掘って石の層に特殊な薬剤を流し込んで固める新たな対策をとる。汚染水が周辺の海に拡散するのを抑えるため、2号機の取水口付近や外海への出口になっている防波堤の突端部分など、海のあわせて3か所に「シルトフェンス」と呼ばれるカーテン状の覆い設置を検討。
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 2011年4月5日(火)   07時00分 放射性物質の拡散予測、公開を指示
放射性物質の拡散予測を連日行っているにもかかわらず、政府は公開せず。枝野長官が4日、気象庁に公開を指示。気象庁は「情報発信は原子力災害対策本部に一元化されているため独自には公表できない」としていた。長官は「隠す必要のない情報。誤解を生まないよう十分説明し公表すべき」と。政府は放射性物質の飛散予測を行う「SPEEDI(スピーディ)」というシステムの情報も公開していない。
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 2011年4月5日(火)   07時00分 茨城沖コウナゴから放射性ヨウ素
北茨城市平潟漁協は4日、同市長浜沖で1日に船びき網漁で捕獲のコウナゴから4080ベクレル/`の放射性ヨウ素131を検出。飲料水300、野菜類2000ベクレルと定めた規制値に比べ高い値。魚介類の放射性ヨウ素は、海水で拡散する、短期間で半減することから規制値はない。447ベクレル/`の放射性セシウムも検出。魚類の暫定規制値の500ベクレルに近い値。カレイやヒラメなど5品目も検査、ほかの魚介類のヨウ素は最大でも35ベクレルと微量。茨城県沖のコウナゴ漁は震災で中断、同県産のコウナゴは現在市場に出回っていない。
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 2011年4月4日(月)   22時30分 汚染水海へ危機回避の緊急措置
東電は4日夜、低濃度汚染水、集中廃棄物処理施設内の水約1万トン(ヨウ素濃度基準の157倍)と、現在冷温停止中の5号機(同40倍)6号機(同200倍)のタービン建屋周辺の地下水約1500トンの海への放出を開始。50mプール6〜7個分に相当。5日間かけて流す。原子炉等規制法第64条にもとづく緊急措置。汚染水を意図的に海へ放出するのは初めて。
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 2011年4月4日(月)   17時00分 出荷制限は市町村単位でもー枝野長官会見
国の暫定基準を超える放射性物質が検出された農産物の出荷制限の設定と解除の対象範囲について、都道府県単位だけなく、市町村単位など、より細かい地域の単位でも行う。また、1週間ごとに再検査、3回連続で放射性物質が基準を下回って減少であれば出荷制限を解除する。今後、さらに規制の監視を行うので単に産地による風評に基づく対応がないよう、冷静に対応を、と。
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 2011年4月4日(月)   16時15分 低レベル放射性物質の汚染水 海に放出へ
福島第一原発の液体廃棄物を処理する「集中廃棄物処理施設」にたまっている低レベル汚染水1万トンと、5・6号機の地下水を集める「サブドレンピット」と呼ばれる施設にある低レベル汚染水1500トンを、早ければ5日から数日間かけ海に放出。放出する理由について東電は「2号機のタービン建屋などにたまっている高濃度の汚染水の貯蔵先を確保するため」と。
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 2011年4月4日(月)   12時22分 食品・水の暫定規制値維持を決定
福島県などでは、葉物野菜を中心に出荷制限が続くが全体的に放射性物質の検出値は低下傾向。産地などからは緩和を求める声も上がる。しかし原発からの放射性物質放出が続いているため「現段階は規制値の緩和は難しい」と判断。厚労省は規制値の維持を決めた。今後も状況に応じ見直しを検討。
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 2011年4月4日(月)   12時46分 原発30km地点で許容量10倍放射線
福島第一原発から北西約30キロの福島県浪江町の1地点で、先月23日から11日間の放射線量の積算が1万マイクロ(10ミリ)シーベルトを超えたと発表。仮にこの地点に11日間立ち続けていた場合、年間に自然界や医療行為以外で人が浴びてよいとされる許容量1ミリ・シーベルトの約10倍を浴びる計算。一般に健康に影響が出るのは100ミリ・シーベルト以上とされる。
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 2011年4月4日(月)   11時30分 原子力安全委員会とは
日本の行政機関のひとつで内閣府の審議会等のひとつ。原子力安全委員会は、国による安全規制についての基本的な考え方を決定し、行政機関ならびに事業者を指導する役割を担う。このため、内閣総理大臣を通じた関係行政機関への勧告権を有するなど、通常の審議会にはない強い権限を持つ。日本の原子力安全規制は、規制行政庁(経済産業省原子力安全・保安院、文部科学省等)が安全規制を行うとともに、規制行政庁から独立した専門的・中立的な立場の原子力安全委員会がさらにそれをチェックする多層的体制。
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 2011年4月4日(月)   11時00分 文部科学省ー科学技術・学術政策局とは
文科省の内部部局のひとつ。「原子力の安全及び平和利用の確保」に関する事務を行なう。(以下文科省HPより抜粋)「放射線障害防止法」「原子炉等規制法」「原子力災害対策特別措置法」等に基づいた、厳正な規制と管理の実施、緊急時対応体制の強化などの原子力の安全規制、原子力防災に係る対策及び国際約束に基づく保障措置の実施などを行っています。
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 2011年4月4日(月)   11時00分 原子力安全・保安院とは
(原子力に関して素人がwebから引用しています。ご参考までに)日本の経済産業省の一機関で資源エネルギー庁の特別の機関。2001年に新設。任務は 原子力、電力、都市ガス、高圧ガス、液化石油ガス、火薬、鉱山関係の施設や産業活動の安全規制、保安を所管し、これらの施設に対しては必要に応じて、立入検査、報告徴収、改善命令等を行うことができる。
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 2011年4月4日(月)   04時35分 漏えい止めるには数か月−西山審議官
漏えいを止めるためには本格的な冷却機能の回復が必要、今後、数か月がかかるという見通し。タービン建屋、建屋の外のトレンチの水などから高い濃度の放射性物質が検出され、汚染水が直接海に流出など、発電所の外への放射性物質の漏えいが止まらず。施設内に放射線の高い場所がある、多くのがれきが残っている、事もあり、建屋の汚染水の除去、作業員の被ばくを防ぐ強い放射線を遮る対策が必要で、数か月はそうした作業に費やされる。
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 2011年4月4日(月)   03時36分 海中深くでも放射性物質を検出
文科省の海水調査で福島原発を中心とした太平洋岸沖合約30kmの5地点で今月1日に採取した海水の表層から、放射性ヨウ素131を最大12、同セシウム137を15・7検出。水深113〜160mからの採取でヨウ素を最大4・8、セシウムは11・4検出。いずれも原発区域外での水中の濃度限度の基準(ヨウ素は40、セシウムは90)を下回る。(数値はいずれも1Lあたり、単位ベクレル)原子力安全委員会は水深の深い所でも検出したことから「注視していく必要」と。
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 2011年4月4日(月)   08時20分 汚染水に着色、流出ルートの調査開始
2号機の取水口近くから、高濃度汚染水が海へ流出している問題で、東電は4日午前7時、水に乳白色の色をつける粉末「トレーサー」13kgを上流の作業用トンネル(トレンチ)の立て坑に流し、亀裂から流出する水の経路を確認する作業開始。汚染水の経路とみられた電源用トンネルに高分子吸水材などを投入し経路をふさぐ措置を取ったが4日午前7時頃になっても、亀裂からは汚染水が海に流出し続け、分量もほとんど減らず。
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 2011年4月4日(月)   03時36分 海中深くでも放射性物質を検出
文科省の海水調査で福島原発を中心とした太平洋岸沖合約30kmの5地点で今月1日に採取した海水の表層から、放射性ヨウ素131を最大12、同セシウム137を15・7検出。水深113〜160mからの採取でヨウ素を最大4・8、セシウムは11・4検出。いずれも原発区域外での水中の濃度限度の基準(ヨウ素は40、セシウムは90)を下回る。(数値はいずれも1Lあたり、単位ベクレル)原子力安全委員会は水深の深い所でも検出したことから「注視していく必要」と。
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 2011年4月3日(日)   22時00分 電力各社、原発再開延期か
大震災と福島原発事故の影響で、全国の電力会社は定期検査などで運転停止中の原発の再開延期、建設計画先送り。政府の示す「津波対策」の実施で運転を再開したい考えだが、地域住民の理解が得られるか不透明。夏にかけ一部で電力需要が逼迫の可能性。
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 2011年4月3日(日)   20時30分 特殊素材使用も海への水減らず
2号機の取水口近くのピット(立て坑)のひび割れから、高濃度の汚染水が海に直接流出していた問題。東電は水が流れている配管に、水分を吸収して膨張する「高分子ポリマー」という特殊な素材などを流し込み、配管を塞ぐ対策を実施。今のところ海に流れ込む水の量には明らかな減少みられず。タービン建屋、トレンチの水も同じか。トレンチに色水を流し経路を調査。
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 2011年4月3日(日)   18時00分 官房長官 避難指示地域など再検討
枝野長官は「同心円状に一律に設定されている避難指示や屋内退避の対象地域について、放射線量など専門家の分析を踏まえ、安全性の観点から適切かどうか再検討。避難指示地域を広げるか狭めるかについて、現時点では予断を持たず。ただ、事態が長期化する中で福島第一原発から半径20〜30キロの範囲の屋内退避の呼びかけは、何らかの形で解消すべき」と。
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 2011年4月3日(日)   17時00分 福島県沖震源地の地震、震度4
午後4時38分、宮城県、福島県で震度4の地震。震源地は福島県沖。この地震で福島原発第一、第二に影響はなかったとのこと。
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 2011年4月3日(日)   12時30分 震災後に不明、東電社員2名死亡を確認
福島第一原発の4号機タービン建屋地下で先月30日、震災直後から行方不明になっていた東電社員2人が遺体で見つかったと東電が3日発表。福島第一原発で東電社員の死亡確認は初めて。死亡が確認されたかたはいずれも第1運転管理部に所属。死因は出血性ショック死で、死亡推定時刻は3月11日午後4時ごろ。作業中に津波に巻き込まれたとみられる。
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 2011年4月3日(日)   08時00分 「安定ヨウ素剤」日本埋蔵世界一、「壁」は停電
放射性物質の中でも甲状腺がん発症の可能性を高めるとされる放射性ヨウ素。「安定ヨウ素剤」は、その蓄積を防ぐ薬として需要が急増。主成分の「ヨウ素(ヨード)」は、化学合成で作れない貴重な資源で日本が推定埋蔵量世界1位、産出量2位を誇る希少元素。千葉県外房地域の地下数百mに濃縮されたヨードを含む地下水層が広がり、世界有数の鉱床。計画停電による工場稼働率の低下が供給の壁。ただメーカーは「震災後、200万人分を増産。万備えは十分。慌てずに」と。
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 2011年4月3日(日)   07時35分 40キロ沖合 基準超の放射性物質
福島第一原発から南に約40キロ離れた福島県いわき市沖で、先月30日採取の海水から、原子力施設の排水基準値の2倍79.4ベクレル/Lの放射性ヨウ素131を検出。福島県の沖合で採取した海水が基準値を上回ったのは今回が初めて。2号機の施設から汚染水が直接、海に流れ出ているのが見つかったが、この汚染水が海流に乗って南に広がったものか。
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 2011年4月3日(日)   05時10分 半径20キロ内でも放射線量測定
放射性物質の拡散状況について、現在は原発敷地内、半径20キロ外側の地域で測定。ほとんどの住民が避難を終えている、測定には被ばくの危険性が高い、等の理由で詳しい測定を行っていなかった原発から半径20キロ以内の地域も、およそ30の地点で新たに大気中放射線量の測定を開始。日米協議の中で、米側の「調査が不十分だ」との指摘受け。
(参考)http://atmc.jp/
http://housyasen.taiki.go.jp/
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 2011年4月3日(日)   01時18分 高濃度汚染水海面に泡
2号機の取水口付近で、コンクリート製立て坑(ピット)の亀裂から、高濃度の放射性物質の汚染水が勢いよく約2メートル下の海面に流れ落ち白く泡立つ。東電はピットにコンクリートを流し込んだが、底のがれきが邪魔し水面下の亀裂をふさげず流量は変わらず。3日朝からピットにつながる管に水を粘液状にする高分子ポリマーを注入する予定。流出場所は取水口の頑丈なフェンスの内側で中に入れず汚染水を受け止めることは不可能。
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 2011年4月2日(土)   19時43分 東電 震災前の「原発増設」計画を提出
東電が、毎年3月末までに国に提出するよう電気事業法で義務づけられている電力の「供給計画」に原発の7号機と8号機増設計画を例年どおり盛り込むと福島県に伝えた。県側は「県民感情を逆なでする」として強く反発。東電は「震災前にまとめた計画で、影響を反映させることができなかった」と説明。
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 2011年4月2日(土)   19時16分 立て坑にコンクリ注入開始
2号機の取水口付近で、立て坑の亀裂から放射線量の強い汚染水が海に流れ出た問題で、
東電は2日午後、立て坑にコンクリートを注入した。午後7時頃に2回目の注入を行い、明朝までに汚染水の流出防止効果を確認する。立て坑は電源ケーブルの点検用に設けられたもので深さ約2メートル。
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 2011年4月2日(土)   14時52分 取水口付近にひび割れ
タービン建屋地下などで高濃度の放射能に汚染された水が見つかった2号機で取水口付近の「ピット」と呼ばれるコンクリート製立て坑に約20センチのひび割れが見つかり、たまった水が海に流出しているのを確認。この水から毎時1000ミリシーベルトを超える放射線量を検出。このピットは2号機タービン建屋から海側に延びる地下配管トンネルとつながっている可能性。東電はコンクリートをピットに注入して埋め、汚染水の流出を止める方針。
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 2011年4月2日(土)   11時31分 格納容器内に窒素補充を検討
東電は1〜3号機の原子炉格納容器を窒素ガスで満たす「窒素パージ(置き換え)」を検討。窒素は燃えにくく、格納容器内の爆発を防ぐ役割。3月12日に1号機、14日に3号機の建屋内で水素爆発が起きており、さらなる水素爆発を防ぐ狙い。格納容器は通常、窒素で満たされている。一連の事故では、電源喪失で過熱した燃料の被覆管が水と反応し大量の水素が発生、格納容器から原子炉建屋内に漏れ出して爆発を起こし、建屋が損壊した。爆発後従来の窒素が減少の可能性。
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 2011年4月2日(土)   11時00分 海と地下水関連薄く、汚染水のルートは?
高濃度の放射性物質を含む汚染箇所はタービン建屋の地下、建屋外の作業用トンネル(トレンチ)、地下水へと拡大。地下水と海水の高濃度汚染の関連は薄いとの見方が強く、汚染ルートの特定は難航。汚染水の高い放射性物質は、核燃料棒が一部損傷した原子炉圧力容器内の冷却水が漏れ出したものとみられる。東電は〈1〉原子炉に放水・注水して放射能で汚染された水〈2〉大気中に飛散した放射性物質を含む雨水〈3〉タービン建屋の地下にたまった汚染水〈4〉建屋の外のトレンチにたまった汚染水――が地面にしみ込んだ可能性か。
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 2011年4月2日(土)   08時00分 原発冷却へ半歩前進
福島第一原発で、原子炉を100度未満の「冷温停止」状態にするのに不可欠な「残留熱除去システム」の復旧が徐々に進む。1日1〜4号機で熱交換冷却装置に海水を送る仮設ポンプの設置完了。2日には1〜3号機の原子炉に注水している仮設ポンプの電源を非常用から外部電源に切り替え。ただ、肝心の注入した水を循環させるシステムは汚染水に阻まれ復旧のめどは立っておらず、“半歩前進”が実情。5、6号機では3月19日にシステムが復旧し、翌日には冷温停止となった。
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 2011年4月1日(金)   19時55分 福島県産牛肉 再検査で放射性物質不検出
厚労省が31日、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された、と発表した福島県産の牛肉を1日、改めて検査したところ、放射性物質は検出されず。検査方法に問題がなかったか検証。
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 2011年4月1日(金)   20時00分 秋田大館で震度5強
1日午後7時49分ごろ、秋田県で強い地震。大館市で震度5強。東北を中心に北海道から新潟県で震度5弱〜1の揺れを観測。気象庁によると、震源地は秋田県内陸北部で、震源の深さは約10キロ。マグニチュード(M)は5.1と推定。東日本大震災の余震域からは外れている。
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 2011年4月1日(金)   18時04分 災害の呼称は「東日本大震災」
菅内閣は1日の閣議で、3月11日の東北地方太平洋沖地震がもたらした災害の呼称を「東日本大震災」とすることを決めた。菅直人首相が1日夕の記者会見で発表。
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 2011年4月1日(金)   17時50分 水供給準備など作業進む
31日、原発専用の岸壁に接岸したアメリカ軍の大型船から冷却用の真水を供給するための作業が進む。1号機の北西にある「濾過水タンク」と呼ばれるタンクにホースをつなぐ。原子炉や燃料プールを冷却する緊急的な措置として海水を使用、長く続くと塩で悪い影響があることから、現在は真水に切り替えられアメリカ軍が輸送した真水も供給源の1つ。
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 2011年4月1日(金)   17時55分 海水の放射線物質依然高濃度
福島第一原発の周辺の海水から、法律で定められた基準値の2175倍に当たる放射性のヨウ素131が検出。同じ場所では先月30日も基準値の4000倍を超える放射性ヨウ素が検出され、濃度は下がったものの依然として高い水準が続く。
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 2011年4月1日(金)   17時20分 大気中放射線量減少か横ばい
各地の自治体で1日午後3時までに観測された大気中の放射線量は、ほとんどの地点で、減少か横ばい。福島、郡山市では震災の前に観測されていた通常の値よりも高い数値。南相馬、いわき市、宮城県、茨城県でも通常よりやや高い数値。栃木県、群馬県、神奈川県、東京・新宿区、千葉県の観測地点などでも通常よりもやや高い。しかしほとんどの地点で減り続けてこれらの数値の放射線を浴びたとしても健康に影響が出るレベルではない。
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 2011年4月1日(金)   17時00分 東電 放射性物資の全データー見直し
汚染水の分析データの放射性物質の濃度が高すぎると指摘あり検証した結果、放射性物質の種類や濃度を計算するプログラムの一部にミスが。東電は、海水や土壌を調査したすべてのデータを見直す。「テルル129」や「モリブデン99」など濃度が高く評価される可能性。「ヨウ素131」については、値に変更はない。データは、放射性物質の漏えい経路や環境への影響を調べるうえで基礎となり極めて重要。原子力安全・保安院は原因調査と再発防止を指示。
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 2011年4月1日(金)   12時00分 原発敷地に樹脂散布着手
東電は敷地内のガレキの表面を固め、放射性物質が砂やほこりと一緒に飛び散るのを防ぐ飛散防止剤の試験散布に着手。31日に開始の予定が、雨で延期。防止剤は特殊な合成樹脂製。散布場所は、2か所。原液約9千Lを6〜7倍に薄めた希釈液約6万Lを、2週間かけて散布。結果をみて本格的な使用の是非を決定。散布には特殊散水車1台を使用。
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 2011年4月1日(金)   11時30分 2、3号機冷却機能一部復旧にめど
福島第一原発の2、3号機で、原子炉の熱を取り除く本格的な冷却システムの一部が復旧するめど。炉心からの高温の水を、冷たい海水で冷やす熱交換システム。海水を送り込む部分に仮設ポンプの設置を完了。外部電源につなげて起動を試す。成功すれば炉心への注水を減らせ高濃度の汚染水の外部への漏れは最小限に。
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 2011年4月1日(金)   10時00分 NHKニュース原発に関して大きな動きはなし
第一原発では引き続き汚染水の移送が行なわれている。官房長官は周辺のモニタリングを強化する、と。原発に関して他は大きな動きなし。
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 2011年4月1日(金)   00時48分 被ばく線量計数足りず作業遅れも
東電は福島第一原発の作業員がチームで作業をする場合、被ばく量を測る線量計を代表者1人だけに持たせていた。通常は「1人1台」が原則。地震と津波で約5千台あった線量計の多くが壊れ320台に激減。事故処理に1日約500人が従事。足りない事態となった。東電は「1日からは全員に携行させる」としているが、全員分の線量計を確保するめどは立たず、作業の遅れは避けられない。
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 2011年4月1日(金)   01時06分 福島産牛で規制値越すセシウム
福島県天栄村産の牛肉から食品衛生法の暫定規制値500ベクレル/`を超える放射性セシウム510ベクレルを検出。(厚労省)食肉での規制値超過は初めて。この牛の肉は全量が保管、市場には出回らず。セシウムの規制値は。牛は15日に郡山市内で食肉処理。
県内各地の鶏肉、豚肉、牛肉の計14品を検査。天栄村以外からは規制値を超える食肉は出ていない。疑義があるとし1日に同じ牛のもも肉と別の部位の肉を再検査。
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 2011年4月1日(金)   01時36分 地下水も汚染 限界値の1万倍ヨウ素
1号機の建屋近くの地下水の排水設備の水から、法定限界値の約1万倍の濃度、1立方a当たり430ベクレルの放射性ヨウ素131を検出。地下水の放射能汚染が確認されたのは初めて。 この設備は、建物が地下水の浮力で動かないようポンプで地下水をくみ上げ側溝に排水。東電は「建屋の高濃度汚染水がしみ出したのではなく、放射能を含むちりが雨水でしみこんだ」との考え。地下水が敷地外に広がっている可能性は低い。 また2号機の坑道(トレンチ)のたまり水から、通常の原子炉内の水の数万倍の濃度の放射性物質が検出された。
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